里山エッセイ
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2007 吉野川源流の森伐採ツアー Report 6


山の朝は、静かです。
朝いちばんの風が、まだ少し残るすすきを揺らします。

すこしずつ 明るくなる空 遠くには、棚田の風景
透明な空気には、そろそろ山の向こうから 顔を出す朝日の色が 溶けているみたい


「きいちご、摘んだよ?」
「ちょっと すっぱーい」
「すっぱいー。でも、おいしいねー」

きれいな色の落ち葉に、木苺と、むかご、ススキ。
もしかして毒キノコ?と、霜の降りた小さな葉っぱ。
これから2日目の旅が はじまります。 今日はどんなことが起こるのかな?
(残すところ、あと2回。 2007 吉野川源流の森伐採ツアー Report 7 もお楽しみに)
コメント
またまたおじゃまをいたします。
山の彼方の空遠くさいわひ住むと人のいふ、重なる山なみを見ていると自然に浮かぶカ-ル・ブッセの詩、でも、山の此方にもたくさんの幸せがあふれて見えます。
棚田の向こうに広がる森、緑なさずに広がる黒い森、「森の砂漠」という言葉を知り、その深刻さを知ったのもこの地でのことでした。水源が枯れれば水は田んぼに届かない、棚田の嘆きが聞こえるようでした。
森のことを真剣に考えようよ、私たちにできる方法を考えようよ、「里山の風景を作る会」の活動はこうして始まりました。今、幾年かの年月が経ち、ほんの少しでも森に元気が届いたでしょうか? その活動は蛇行する川の早瀬のように、浮き沈みする淵のように、楽と苦が入り混じり行きつ戻りつの繰り返しです。
でも、里山の家づくりは続きます。担い手は誰になっても、まち中が森になるまでどこまでも続きます。不思議ですね、これらの写真を見ていると、そんな大言壮語を書きたくなるのですから。