里山エッセイ
里山は泣いています。


徳島市郊外に巽(たつみ)山という名の山があります。
椿や桜の花見、わらび採りなど、地域の人たちに愛される里山です。
でも、いつのころからでしょうか、
この山の谷間や道端に大量のごみが持ち込まれるようになりました。
冷蔵庫、エアコンなどの家電、スクラップされた家の残骸、など
ありとあらゆるものが、そこかしこに投げ捨てられています。
そのありさまに心痛めた地域の人が、
ごみを谷間から引き上げる作業をしました。
けれども、この山がごみそのものか、と思うくらい、
掘っても掘っても、ごみが現われます。
100人の人たちが3時間、一生懸命清掃をしても、
かなりのごみがまだ谷間に残っています。
沸々と怒りが湧いてきました。
不法投棄をした人は
美しい里山をゴミ捨て場としか考えられないのでしょうか。
そして、ものを使って捨てることが当たり前になってしまった
社会の有り様にも。
何をどう変えていかなければいけないのでしょう。
でも作業の後、参加者の表情は爽やかで、
地域力の頼もしさを感じます。
昔からそうであったように、
里山は地域で守っていくものと改めて思いました。
(k)
コメント
この不法投棄を、はじめて見た時私は言葉を失いました。
こんなに大量のごみを、地域の人たちだけでどけるなんて出来ない、と思ったからです。個人だけでない、業者が捨てたものもあちこちに!
でも、人界戦術はすごい、15トンも除けることができました。
里山は遠くになりにけり・・・いえ、そんなことはないですよね。里山を愛する人たちがいればこそ、掃除もできたのですから。
こんな後始末を考えなくても済むように、個人のモラルはもちろんですが、行政も動かし、業者も製造責任と排出責任を自覚して欲しいです。温暖化を進めてしまっている現実と同じですね。
「この里道から北山へ、文化の森へと抜けられる、案内するじょ」と地元の方が言ってくれました。桜の季節に歩きましょうか。
参加してゴミの山で作業しながら二つのことを思いました。
一つ、捨てるのは大人。
そこで、職場参加によるごみ掃討作戦を義務ずけては。
今年はA~Kとか。過去に不法投棄した人も必ず作業に参加するはめになり、何かを感じる?
私って甘いかな。
二つ、電化製品とかを買うときに先に廃棄料を払う。
そして、使えなくなった時点で、所定の場所に持っていけば
なにがしかお金が戻る。