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里山エッセイ



桜の木の下で

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昔青年、昔乙女たちと花見に出かけた。

桜の下で花見弁当を食べ、昔話に花が咲く。

80年、90年と波乱万丈な人生を送ってきた精鋭たち・・・

風に舞う花びらに、自分たちの人生をそっと重ね合わせていた。

コメント

 桜咲く4月、昔乙女の小学校入学式の日、7年も戦争に行ったままの父が外地から帰ってきたのです。私が母のお腹にいた10月に出征したままでした。初めて会う父、嬉しさに仰天した母、入学式には近所のおじさんがついていってくれました。私の人生ドラマは、父の出征から始まったのです、戦争は嫌!新婚の母の嘆きが、お腹の私に響きました。戦争は嫌!強くそう思います。

”桜見た”、”夫のことを思い出すから悲しくて見れない!”
友人の夫君は無類の桜好きでしたが、1年前に亡くなられ、
上記の会話となりました。

透通るように咲き誇る桜に心を奪われていた私でしたが、
様々な思いを秘め桜を見る人、見られない人がいるんです。

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