ヘッダーをスキップ

ヘッダーエリア


コンテンツエリア

里山エッセイ



舞踏会なのよ

090330_1634~0002.jpg

090331_1402~0001.jpg

さすがに舞踏会なれした貴婦人はコスチュームもきまり、
その時を胸躍らしながらも静かに待っております。

一方舞踏会デビューの若いレディーたちは、他人のことが
気にかかりこのあり様です。

なにはともあれ、楽しい心にのこる舞踏会になりますように。

                             Goko


野球の神様

mlb0903241740040-p3.jpg
 
 
 
40年前のことである。
三沢高校のエース、太田幸司投手の夏の甲子園大会決勝、
18回引き分け再試合という手に汗にぎる熱戦を見た。
受験勉強に明け暮れていたそのころの私には、
同い年の太田幸司投手の活躍がとてもまぶしかったのであった。
 
大学に入った私は、
身体検査のときにアメリカンフットボール部への入部を強くすすめられた。
高校での経験者がほとんどいないアメフトならレギュラーに必ずなれるし、
国立大学でもこの競技なら日本一にもなれると。
 
しかし、私は硬式野球部に入ることに決めた。
アメフト部への入部をすすめてくれた先輩のみけんに、
大きな三ヶ月形のキズがあったこともその理由ではあったが、
何より太田幸司投手のさわやかな笑顔が忘れられなかったからである。
 
太田幸司投手のようにグランドで美しい汗をかくんだ。
しかし私のその淡い期待はもろくもはずれた。

 
同志社大学との試合に外野手として出場した私は、
エースで4番の田尾安志投手との対戦を楽しみにしていた。
けれども田尾選手は試合に出ず、控えの一年生投手が先発であった。
それなら田尾選手を引きずり出してやろう、なめたらいかんよ・・・。
 
結果は、甲子園大会で投げたというその一年生ピッチャーに軽くひねられてしまった。
三球三振であった。
野球の神様は、太田幸司投手のように優しく微笑んではくれなかったのである。
いや、野球の神様はこんな試合など見ていなかったに違いない。きっと。
 
 
 
さて、野球の第2回WBC世界大会で日本が優勝した。
決勝戦の相手は、今大会で2勝2敗と実力伯仲の韓国。
同点でむかえた延長10回表、二死二三塁で打者はイチロー選手、
ピッチャーは韓国の守護神、林昌勇であった。
 
林投手は真向勝負を挑んだ。
日本代表のシンボルであるイチロー選手をねじ伏せて世界一になるんだ。
イチロー選手はその挑戦に応えた。
糸を引くようなライナーが林投手の頭上を越えていった。
 
野球の神様が降りてきたみたいだった、とイチロー選手は振り返っている。
天才と呼ばれるバッターも今大会では深く長いスランプに苦しんだ。
それは、最後の最後、このシーンをより感動的に見せるために、
野球の神様が仕組んだことであったのではないだろうか。
 
野球の神様は、ちゃめっ気たっぷりのなかなかの演出家であるのかもしれない。
 
 
 
建築家 野口政司   2009年 3月 27日(金) 徳島新聞夕刊 「ぞめき」より


葦原のみどり

090318_1141~0001.jpg

090318_1142~0002.jpg

枯れた葦原に近づくと、新芽が伸び始めていた。
ここは園瀬川の感潮部なので、表面が泥でおおわれているが
目を凝らすと、しっかりした緑の芽があちこちでみられる。
                     Goko


失ってはならない ― 東京中央郵便局

東京中央郵便局 改修イメージ図.jpg
                      東京中央郵便局 (改修イメージ図)
 
 
東京中央郵便局の建て替え、再開発計画が問題となっている。
 
2月26日の衆議院総務委員会で、
民主党の河村たかし議員の「中央郵便局は奥山の巨木」のように貴重な建築である、
という発言に対して、鳩山邦夫総務大臣が次のように答えている。
中央郵便局を壊すのは「トキを焼き鳥にして喰ってしまうようなこと」であると。
 
 
又、3月2日取り壊し工事の現場を視察した鳩山大臣は、
「利益追求主義で文化を壊していいのか。国の恥で国辱ものだ」とも述べている。
 
鳩山邦夫大臣が文化について語るのは、私としてはとても違和感があるのであるが、
今回の一連の発言にはうなづくことが多い。
けっして上品なもの言いではないけれど。

 
 
 
東京中央郵便局は、日本の戦前のモダニズム建築の代表作品である。
建築家吉田鉄郎の設計で、1931年に完成している。
日本の伝統的な建築の美を『清純さ』と表現し、
世界の芸術の中できわめてまれな特質であるとブルーノ・タウトは言っている。
そのブルーノ・タウトが認めた作品が中央郵便局である。
『清純さ』をモダニズム建築として完成させたのが
吉田鉄郎の東京中央郵便局であった。
 
すぐ前に建つ辰野金吾設計の東京駅赤レンガ駅舎が、
オランダのアムステルダム駅舎のそのまんまのコピーであったことを考えると、
オリジナリティーと日本らしさという点から見ても、
中央郵便局の方が建築的に評価されるべきであろう。
 
日本郵政による今回の中央郵便局改築案は、「JPタワー」と呼ばれる。
吉田鉄郎の建築の外壁の一部を残して、中央に38階建ての高層タワーを建てる、
いわゆる「かさぶた」保存という手法である。
 
基本デザインはアメリカの建築家ヘルムート・ヤーンによるもので、
ガラスの紙飛行機のような高層棟が吉田鉄郎の5階建ての建築の上に
天から落ちてきて突きささった造型となっている。
 
紙飛行機が日本建築の美へのオマージュというわけでもないだろう。
むしろWTCビルに飛行機が突っこんだ9・11のパロディとしての建築と言えようか。
どう考えても『清純さ』には程遠いデザインである。
 
「日本中に平凡な建築をいっぱい建てたよ」というのが
吉田鉄郎の最後の言葉であった。
平凡と見える中からにじみ出てくる日本建築の美しさ。
忘れてはならない大切なこと、『清純さ』という美徳を
私たち日本人は失おうとしている。
 
 
 
建築家 野口政司   2009年 3月 11日(水) 徳島新聞夕刊 「ぞめき」より
 


オノコロ島の名庭より (梅の里から)

DSC_0170.jpg
 
 
淡路島で現在改修中の住まい手のNさんに、
近くにしだれ梅の名所があるとこのことで、
連れて行っていただきました。
 
着いてみると、なんてこと!
想像以上の迫力に時間の流れを忘れてしましました・・・。
(あんまり素晴らしいので、皆様にもおすそわけです。
 写真をクリックすると、大きくなります。)
 
Nさんのお庭の趣きや、こちらの梅の佇まい。
古いものから簡単に手を放してしまう現代において、
淡路島には、長い間培ってきた暮らしと景色に 穏やかな調和が感じられます。
 
あなたのお庭にも梅を一輪、いかがですか。
 

DSC_0172.jpg
 
DSC_0179.jpg
 
DSC_0174.jpg


▲ページのトップへ戻る


サイドナビゲーションエリア

SATOYAMA SNS 里山を語るコミュニティ

ログインe-mailアドレス、パスワードを入力

カテゴリー

バックナンバー

最近の記事

最近のトラックバック

RSS 2.0 ATOM 0.3

お問い合わせ

NPO法人 里山の風景をつくる会
〒770-8055
徳島市山城町東浜傍示28-53
TEL:088-655-1616
FAX:088-655-1632
E-mailinfo@enjoy-satoyama.jp

▲ページのトップに戻る


フッターエリア


Copyright©2006 Meeting that makes scenery of hometown mountain.All Rights reserved.