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里山エッセイ



続・市民の力こそ!

 
本屋の店頭では政治関連の本が売れに売れ
思わぬ政治本ブ-ムが起きているという。
政権交代による新しい政策への転換は、
市民自らをして何かをせずにはおれない気分にさせている。
さて何から行動を始めよう?

 
 
前回のこの欄で、市民の力こそ!と発言した私たち、
「市民参加のまちづくりについて語る」というシンポジウムを開こうとしている。
市民の力をかたちにしようとNPO「里山の風景をつくる会」が企画した。
 
講師は徳島大学総合科学部准教授の矢部拓也氏。
専門は地域創生、都市再生学とか。
何やら難しそうだが、お会いして話を聞けばすべて納得。
「まちづくり会社」というものをつくって実践真近と聞く。
また、市民活動の要であるNPO組織をつなぐまとめ役として手腕を振るうとも。
 
 
話は古い時代に遡る。
あのまちこのまち日が暮れるぅ・・・今来たこの道帰りゃんせぇと歌った時代。
オカッパ頭の小さな私は、いつも背中に妹をおんぶしてままごと遊び。
「00ちゃん 遊びましょ!」
幼き日の声も懐かしく、今でも思わず口ずさんでしまう。
 
 
まちってどこにあるんだろう?
まちづくりって何のことだろう?
これを思い描いていたら自然に浮かんだ光景、
井戸端会議なんていう言葉も聞かれなくなったが、
毎日近所の人たちが集まって楽し気に話していた光景も目に浮かぶ。
まちがそこにあった。
人と人とを心地よくつなぐ所がまちだとするならば、確かにまちはそこにあった。
まちの原点があった。
 
 
まちは歴史(伝統や文化)という縦糸と
風土(自然や環境)という横糸が織り成す織物に例えられようか。
綾なす緞帳、藍染木綿の素朴な風合い、絹のべ-ルの羽衣、
 
まずは自分の住んでいるまちの特色や価値を見つけることから始めよう。
その上で市民が協働して責任を持ち、未来と希望のあるまちをつくっていきたい。
45年も住んだ徳島だから心底惚れ込める美しいまちをつくりたい。
まちづくりはまだ見ぬ後世の人たちへの贈りもの。
飛び切り素敵なプランナ-になりたいと思う。
 
シンポジウムは10月3日(土)午後2時-4時  
ビオスホ-ル(徳島市佐古一番町5-2ビオスクリニック4F)にて開く。
 
 
 
 
 
里山の風景をつくる会 理事 
地球温暖化を考える-市民アクション2009-徳島代表  八木正江
2009年 9月 26日(土) 徳島新聞夕刊 「ぞめき」より


グッドルーザー(良き敗者)

 
「勝ってもかぶっても緒をしめよ」と言ったのは、
元世界チャンピオンのボクサー藤猛である。
日系3世で日本語が不自由だったので“かぶと”が“かぶっても”になってしまった。
ユニークな日本語と愛嬌のある性格で多くのファンから親しまれた。

 
 
さて、未曾有の大敗で政権から去ることになり、
明日辞任する麻生太郎首相も記憶に残る言葉をたくさん残している。
 
・「とてつもない金持ちに生まれた人間の苦しみなんて
 普通の人にはわからんだろうな」(2008年9月24日 毎日新聞)
 
・「金がねえで結婚はしねえ方がええんで」
 (2009年8月23日 東京で学生の質問に)
 
・「はっきり言って(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い」
 (2008年11月20日 全国知事会議)
 
・「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を
 何で私が払うんだ」(2008年11月20日 経済財政諸問会議)
 
・(年収が)1億円あっても、さもしく1万2000円が欲しいという人もいるかもしれない」
 (2008年12月6日 長崎県)
 
・「高齢者は働くことしか才能がない」「80歳過ぎて遊びを覚えても遅い」
 (2009年7月25日 横浜市、衆院解散後初の地方遊説で)
 
 
また首相になる前からもびっくりするような発言の多い人であった。
 
・「下々の皆さん」(1979年 衆院選初出馬の地元飯塚市での街頭演説で)
 
・「東京で革新都政が誕生したのは婦人が美濃部スマイルに投票したのであって、
 婦人に参政権を与えたのが最大の失敗だった」(1983年 高知)
 
 
麻生首相は、高祖父が大久保利通、祖父が吉田茂と、
日本の激動期に活躍した人の血を引いている。
吉田茂元首相は、たとえ戦争で負けても外交で勝てばよいと考え、
グッドルーザー(良き敗者)を演じ、負けっぷりのよさによって「敗者」としての
日本の成功を勝ち取っていった。
ここはお祖父さんを見習って、見事な敗者としてかぶとをぬぐというのはどうだろう。
 
・「昨年秋に衆院選をしていたら、こんなに負けていなかった」
 
・「総裁にだれも手を上げないんだったら、俺がもう一度やってもいいんだぜ」
 (どちらも総選挙後)
 
この多弁な首相に、次の言葉を贈って最後としたい。
 
「勝っても敗れても口をしめよ」
 
 
 
 
建築家 野口政司   2009年 9月 15日(火) 徳島新聞夕刊 「ぞめき」より


市民の力こそ

 
暑い夏の熱い選挙から10日が経つ。
政権を変えたのは主権者である私たちだが、
正直選挙の直後には、今までと大して変わらないとも思っていた。
今まで自分が関わってきた市民活動では、
市民の力は不燃焼のまま終わり
「政策」として生かされる事はほとんどなかったからである。
 
 
ところがである。
日が経つにつれて、市民が真価を発揮して、
賢い市民が賢い政策を提言していけば
平成の維新は必ず実現できるはずと期待が膨らんでいる。
そのためには新しい政権にマニフェストを守れと攻め寄るのではなく、
共に実現していく決意と協力体制が必要だと思う。
 
 
地域が元気にならなければ国に元気は及ばない。
地域を元気にできる市民の力とは?
難しい定義はいらなくて、一言でいえば
「生活者としてこうしたい、こうすればできるよ、だからやろうよ」、
そして
「その仕組みや方法を編み出して実現に導こうよ」ということであると思う。
自分がかかわってきた市民活動から、
実現可能な提言をしていける時が来たことを実感している。

 
 
ひとつ、「地球温暖化を考える-市民アクション2009-徳島」は昨年9月、
田中優氏による講演会「地球温暖化を食い止める新しい社会のつくりかた」を開き、
社会の仕組みを変えるための一歩を踏み出そうと提案した。
受けて「食べる」・「住まう」・「動く」・「平和る(いきる)」と
テーマ毎に開いたワークショップには半年をかけた。
徳島での具体的な提案に直結するものばかりであり、今出番を待っている。
 
ひとつ、近くの山の木で家を建て、
まちに森をつくろう!と呼びかけるNPO「里山の風景をつくる会」。
経済の森と環境の森の両立を図り、木材自給率20%を倍増しよう!と呼びかけ、
このスローガンを実現に導くモデルも持っている。
 
ひとつ、廃棄物問題。
最大の負の遺産と言われるこの問題に
目を向け身命を賭(と)した政治家を知らない、
現代の田中正造がいることを知らない。
どんな素晴らしい政策を並べても
やせ衰えた汚染の土に理想の花は咲かない、実らない。
 
地道な苦労の中から解決への糸口を探したい。
 
 
 
私は今自分が、市民の力の小さな駒であることを自覚している。
そして周囲には同じく、
小さくても固い決意の駒が力を発揮したいと待ち構えていることを知っている。
「市民の力」に無限の可能性を感じている。
 
 
 
 
 
 
里山の風景をつくる会 理事 
地球温暖化を考える-市民アクション2009-徳島代表  八木正江
2009年 9月 9日(水) 徳島新聞夕刊 「ぞめき」より


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〒770-8055
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TEL:088-655-1616
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