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里山エッセイ



「雲の上の町」に

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晩秋の雨が落ちていた。
薄い霧のべ-ルが紅葉し始めた森を包んでいた。
新荘川を上流へ上流へとたどり、
峠を越え津野山神楽の里を過ぎ、
四万十川源流域の梼原町に着いた。
町の91%を森林が占め、
森林組合が元気で林業が盛んと聞く。
重なる森がご神体のようで、
森の精気が町に満ちていた。


町の中心部に立てられた梼原町総合庁舎は
音楽ホ-ルにもなり、
町の人々が毎日集まる広場となっている。
建築家隅 研吾の作であるが、
もちろん地元の木をふんだんに使った木造の建物である。
他に、まちの駅、雲の上のホテル、雲の上のギャラリーもあり、
これらの建物は、森の自然に溶け込ませるように建てられ、
梼原の町に人を惹きつける大きな要因となっている。


3年前であったか、
梼原町の中越武義前町長に
お会いした時のことを思い出す。
「わが梼原町の森を、
誰もがあっと驚くように生かしたい!」。
実際にそのように言われたのかどうか定かではないが、
いくつものアイデアを実現させようと、
実に楽しそうに語られた。
その後「循環型社会を目指したモデル地域の考え方」に基づいて
「森林エネルギ-地域循環利用プロジェクト」が
着々と進んでいることを知った。


原発事故が起き、
脱原発は今や社会全体の要請である。
自然エネルギ-へと舵を切り始めなければならない。
梼原町で実現している様々の施策、
木材の認証制度FSC、
環境税の収入による木造住宅への補助。
森林セラピ-基地やセラピ-ロ-ドの整備、
風力、小水力、バイオマスによる発電、
太陽光パネルの設置・・・。
今年は国連が定めた国際森林年でもあり、
先達である梼原にぜひ学びたい。


梼原町の元気の源は何か。
地元の宝を見つけ出し、
それらを生かす総合的なグランドデザインを
描いたのは誰か。
担い手はどこに?
雲の上の町梼原町、
地域が元気に再生して行くために、
中越さんの話に関心は尽きない。


国際森林年記念シンポジウム
「森との共生-ゆすはらの実践~自然エネルギ-で町づくり~」は、
11月13日(日) 午後1時30分
アスティ徳島第6会議室で開く。


 

      八木正江

                        里山の風景をつくる会 理事 
       地球温暖化を考える-市民アクション2011-徳島代表  

        2011年11月10日(木) 徳島新聞夕刊 「ぞめき」より


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〒770-8055
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