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里山エッセイ



地震に強く原発に頼らない家をつくろう 第二回 自然の恵み・エネルギーを生かそう

南海地震が近いと想定されています。
家を建てる時の重要ポイントを数回に分けて考えます。
前回は地震に耐えられる地盤補強と家の構造計画についてでした。
今回は自然の恵み・エネルギーを最大限生かした家づくりについて
考えます。

■自然の恵み・エネルギーを活用しよう
 ・太陽エネルギーを考えよう
   太陽は全てのエネルギーの源です。
   ソーラーパネルで発電するのもいいのですが、太陽熱温水器は
   エネルギー効率がより優れています。
   また窓からの光は部屋を温め明るくしてくれます。
   太陽の光と熱を上手にコントロールすることが循環型家づくりの
   出発点です。

 ・風を生かす
   風も大切なエネルギー。徳島は風にも恵まれています。
   エアコンに頼らなくても風を上手に取り入れることで涼しく快適な
   住まいになります。

 ・木と土をつかう
   木の家は高温多湿の日本に最適の住まいです。
   柱・梁を表わしでつかい、荒壁の調湿効果を生かすことで
   エネルギー負荷の少ない家をつくれます。
   また木は太古からのエネルギー。薪ストーブは暖をとる他に
   調理用としても活用できます。
   被災時に電気やガスがストップしても生活を続けられます。
 
 ・天水の利用
   雨水をそのまま下水に流すのはもったいないです。
   雨水タンクにためて庭の水やりにつかう他、最近では浄化して
   飲料水としてつかう方法も開発されています。


                      里山の風景をつくる会  理事
                        建築家   野口 政司


シリーズ 地震に強く原発に頼らない家をつくろう 第一回
「地盤と構造を考える」は里山HP最新情報に掲載しています。


田植えからひと月たちました

総勢80人で8畝の田んぼに田植えをしたのが5月連休。
あれからひと月以上過ぎました。
ちゃんと育っているのかな・・・
梅雨入りしたのに雨がさっぱり降らないから
水不足で農家さん、困っていないかな・・・
とても心配だったのですが、
今日見に行ってほっとしました。

CIMG0194①.jpg


稲は青々として、
たっぷりと水が張られた田んぼに
整然と並んでいます。
那賀川の水を引いているので
水不足の心配は今のところはないそうです。

田植えの後に蒔いた糠のペレットが
効いているのでしょう、
雑草も見当たりません。
3本くらいずつ植えた苗はよく分岐して
しっかりした株に成長しています。
葉先もピンとしてとても元気そう。
風が吹くと苗はよく分岐していくそうです。


水草が水面にびっしり浮かんでいました。
真夏、直射日光をさえぎって
水温が上昇しすぎるのを抑える役目をするそうです。

数えきれない数のミジンコが
あちこちスイミ-のように固まって
泳いでいました。
おたまじゃくしからかえったばかりの
かわいいカエルも畦をぴょんぴょん跳び回っています。
無農薬の田んぼには小さないのちがひしめいている感じ。

田んぼ探検隊の稲刈りは8月31日の予定です。


CIMG0195②.jpg


コウノトリの里を旅して

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                            Photo:Takeshi.Miyake


コウノトリは里の自然生態系の頂点に立つ
肉食の鳥です。
野生で生息するためには、
里山や川や田んぼ、水路に
膨大で多様な生きものがいる環境が必要です。

かつて日本で暮らしていたコウノトリは
1971年、豊岡市を最後に
日本の空から姿を消してしまいました。
戦後の圃場整備や河川改修によって
湿地は姿を消し、川と水路は分断され
農薬の使用によって生きものはいなくなり、
コウノトリの体も蝕まれていったからです。

「いつか、きっと空に帰す」ー
絶滅の危機に瀕していたコウノトリを救うため
野生のコウノトリを捕獲し、
人工飼育で繁殖させ、
大変な時間とエネルギーを費やして
野生復帰の取組を続けてきた豊岡市。

40年の歳月を経て2005年、初の放鳥に成功。
そして今、豊岡の空には
たくさんのコウノトリが舞っています。

大きな食物連鎖ピラミッドを復活させるために、
多様な水辺や豊かな森、
そして農業しながら生きものを育む。
コウノトリと共に暮らしていくために
暮らしを見直し、ふるさとの歴史文化、産物への
価値観を再びつくり上げていく。

この活動が世界的に認められ、
昨年、豊岡盆地を流れる円山川下流域と周辺水田が
ラムサール条約湿地に指定されました。

豊岡市の自然環境、文化環境再生へのキーワードは
「コウノトリ」でした。
気の遠くなるような50年もの長き時間をかけて
コウノトリの里を再生し続ける豊岡市。
私たちが住む徳島には何があるのだろう・・
日帰りツアーから帰って何度も考えています。
豊かな流域を持つ気候風土
それを守ろうとする市民の絆
そこに豊岡のようなストーリーがきっとあるはず。
一歩一歩、楽しんで、悩んで、の積み重ね。
私たちが歩む道を、みんなで考えていきましょう。

                          こんぺいとう

DSCN1065 田の水路には魚道があるー (2).jpg
田の水路に作られた魚道                Photo:Hiromu.Sora    

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コウノトリ人工巣塔への配慮の看板         Photo:Hiromu.Sora

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                               Photo:Takeshi.Miyake

  


蛍舞う

小松島市田浦町西原の田んぼに
蛍を見に出かけました。
水車の廻る田浦町の田んぼで蛍祭りが開かれ
たくさんの人たちが訪れていました。
小梅に破竹、アスパラに夏ミカン、夏野菜・・・
農産物も並べられ販売されています。
夕闇迫るとちらほらと飛び交い、
宵闇深まる夜8時すぎには、出番とばかりに光り、
私たちを幻想の世界に誘います。
まわり続ける水車の音、歓声を上げる子どもたち、
いえ、私たち大人もです。

昔ながらの石積みの用水路は蛍のお宿そのものです。
水のしぶき、草の茂り、護岸に張り出す柳や梅の木。
風がないもやいの夜であれば、無数の蛍が飛ぶと言います。
田浦地区でお米を作っている北野さんたちは
数年前、これらの条件がすべてそろった夜に、
川から湧き立つ蛍の乱舞を見たのだそうです! 
一生懸命その時のことを語る北野さんの目が
怪しく蛍のように光りましたよ。

蛍は光の環を描いて高く飛ぶのですね。
飛ぶのはオス、蛍の交尾行動だそうです。
見れば小さいただの黒い小さな虫なのに、
神様はなんと粋な計らいを蛍に授けたことでしょう。
水辺にたたずみじっと見ていると、
いろいろのことに気づきます。
川辺の草むらで光り出すと、あちこちで光り始めます。
光ってやがて飛び交います。
そしてまたしばらくの暗闇。
蛍の以心伝心です。
 

ノ-ベル文学賞を受けたインドの詩人、ロビンドロナト・タゴ-ルの
「蛍」という詩を思い出します。

 私の空想は蛍、―
  いのちある光のかけら
    暗がりにまたたいている。


いのちある光のかけら・・・・とは!!
感慨の深い夜でした。    

                  八木


田んぼ探検隊 生きもの観察会

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空を映して彼方まで広がる小松島市田浦町西原の田園風景です。

6月初めの日、西原ほたるファームの北野正美さんのご協力で
生きもの観察会を開きました。

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ドジョウや赤腹いもり、トノサマガエルにヌマガエル、
餌を追ってシマヘビまで現れて
小さな水路は生きもので溢れています。
子どもたちは赤腹イモリやカエルが大好き。
最初は怖がって触れなかった子も、帰るころには
水で冷やした手にのせて見入っていました。

s-CIMG0164.jpg

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小さな網で土ごとすくって入れたバットの中を
虫眼鏡でのぞいてみると
カゲロウやガムシ、ユスリカの幼虫や
ミジンコなど無数の小さな虫や
ヤゴやミズカマキリのような少し大きい虫が
追って、逃げて、泳ぎ回る様子を観察できます。
それはなかなかスリルある生きものがたり。

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お昼前になり気温が上がってくると
田んぼの底にぽつぽつと穴があき始めます。
糸ミミズです。
糸ミミズが棲む田んぼの土はトロトロになって
おいしいお米が育つそうです。
とろとろ―なんとも気持ちのいいさわり心地。
これも農家さんの日々の努力のおかげ。

ファームの北野さんたちは農薬や化学肥料を抑え
生きものにやさしい有機農法でお米作りをされています。
その日1時間で観察した生きものの名前を  
自然観察指導員の中村先生がボードに書きあげたところ、
ナント  37種類!
田浦の田んぼは‘いのちのゆりかご’そのものです。

観察会が終わった後、
子どもたちに見せるために虫かごにいれていた蛍を、
水路に帰している北野さんを見かけました。
やさしいしぐさが蛍のあかりのように印象的でした。

北野さん、そしてお世話くださった農家の皆様、
ありがとうございました。
 
                         こんぺいとう

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〒770-8055
徳島市山城町東浜傍示28-53
TEL:088-655-1616
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