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里山エッセイ



熊本地震の被災地を歩いて

熊本.jpg

4月14日~16日に発生した熊本地震では、観測史上初めてとなる
震度 7の揺れが2回起こりました。
それにより木造、鉄骨造、鉄筋コンクリー ト造の構造に区別なく、
多くの建物が被災し倒壊しました。

5月に被災地の熊本県を歩きました。
大分県湯布院側から熊本県に入り、 小国町、南阿蘇村、西原村、
益城町、熊本市と巡りました。
現地の方々は、 私が思っていたよりたくましく、
けっして災害に負けてはいませんでした。

同じ九州出身の友人の話では、熊本県人は『肥後もっこす』といって、
『土 佐いごっそう』、『津軽じょっぱり』と並んで
『日本三大頑固もん』と呼ば れており、明るく陽気で、人情があり、
負けん気の強いお国柄だそうです。
そのエネルギーで復興に向けて力強く立ち上がっていくことでしょう。

少しでも復興支援のために、と思って
名物「熊本ラーメン こむらさき」を 買って帰りました。
その強烈なパンチ力のあるラーメンの味を、
私は忘れ ることができません。

さて、南海プレート巨大地震に向けての備えのことです。
東京都では、小池ゆり子さんが女性初の都知事に選ばれました。
公私混同 問題で辞任した舛添要一前知事は、
海外出張と美術館巡りのほかは何もしないで
湯河原の別荘で風呂につかっていただけのように言われていますが、
実は彼の唯一といってもいい仕事があります。
それは2015年9月に『東 京防災』という本をつくり、
都民に無償で配ったことでした。
30年以内に70%の確率で発生すると予測される首都直下地震に備えて、
どのような準備をすることが必要かを書いた本です。
小冊子ですが、300 ページに及ぶ中身の濃いものです。
30年以内に70%の確率というと、
南海巨大プレート地震とほぼ同じ予 測値です。
私たち四国徳島の県民には、それなりの覚悟と備えが
できてい るでしょうか。

『東京防災』に書かれていることで、私たちの参考になるものを
以下に抜き 出してみました。

『今やろう』―10の防災アクション
 ○日常備蓄 ○非常持ち出し袋  ○大切なものをまとめる   
○部屋の安全を確認 ○家具の転倒防止   ○耐震化のチェック 
○避難先の確認   ○家族会議 ○災害情報サービスに登録  
○防火防災訓練への参加

『今やろう』―4つの備え  
○物の備え  ○室内の備え  ○室外の備え  
○コミュニケーションという備え

建築的備えをまとめてみました。  
○耐震化チェック―1981 年以前の旧耐震の建物は要注意  
○防火対策―住宅用消火器、火災警報器、感震ブレーカーの設置  
○耐震シェルターの設置―20 万円程度からという低予算で
住みながら工事ができる

以上のほか『東京防災』には、簡易おむつやランタン、食器、
簡易コンロ の作り方からロープの結び方まで、
実際に役立つアイテムが満載です。
定 価 は 130 円+税+送 料 で す。

NPO 法人 里山の風景をつくる会 理事  建築家 野口 政司


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コウノトリ・ナベヅル 徳島フォーラム 2016.7.2

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     雪景色の中のナベヅル(阿南市) 撮影 三宅 武さん


豊岡市で放鳥されたコウノトリが レンコン畑の広がる鳴門市で巣作 りをし、
ナベツルも昨年四国へ4 00羽、そのうちの130羽が徳 島で越冬したこと
を受け、生息地 や餌場となる田んぼや湿地の生物 を増やす取り組みを
考える「コウ ノトリ・ナベツル徳島フォーラム」が 7 月 2 日に開催されました。

ラムネット共同代表の呉地正行氏からは田んぼ生物多様性向上10年
プロジェクトにつ いて、日本野鳥の会の金井裕氏からは、コウノトリ・
ナベツルの生態と習性について貴重な話をしていただきました。

野鳥の会県支部長の三宅さん、冬水田んぼや有機稲作つくりをされて
おられる滝口氏、小山氏、北野氏、そして田んぼ探検隊を続けている
里山 の風景をつくる会が、現場からの声を伝えました。

大型野鳥の飛来は、彼らの胃袋を満たすほどの餌場が徳島にはあると
いうことを示して います。
徳島には、豊かな森から発した1級河川吉野川水系、那賀川水系と、
勝浦川の ような2級河川39水系が流れ、その流域に恵みを与えながら
海と合流しています。
人や生き物が受けるその恩恵は計り知れないほど大きいものなのです。
私たちは果たして その恩恵に気が付いているのでしょうか。
大切に付き合っているのでしょうか。

私たちは田んぼ探検隊で自然にやさしい農法をする人々と接するうちに、
彼らの田んぼ は生物多様性に富んだ土地になっており、コウノトリや
ナベツルが飛来することを学び ました。
そこでは山、小川、田んぼと、そこに生きるいろんな生き物の素敵な交流が
肌 で感じられます。
また干潟観察会をしている吉野川とその流域では、そこから得られる恵みは、
米、野菜、魚類、海藻と多種に及び、昔から賢明な利用と保全がなされてきました。
干潟では絶滅危惧種に指定されている希少種といわれる生物がうじゃうじゃおり、
広大な風景にも癒され、参加者は豊かな生き物のつながりを感じ、学び、
いっしょに泥にま みれ歓声を上げます。
田んぼ探検隊も干潟観察会もあふれるばかりの人で賑わいます。
沖の干潟でも多くの鳥たちの姿が観察されます。

私たちは、この豊かな吉野川河口から第十堰までの汽水域を
ラムサール条約湿地に登録 しようと活動しています。
国際基準も満たしており、すでに河口域は、環境省の
「日本 の重要湿地630」に選定され、また「東アジア・オーストラリア
地域渡り性水鳥重要 生息地ネットワーク」にも登録されています。
次回ラムサール条約締約会議は平成30 年にアラブ首長国連邦の
ドバイで開催されます。
この機会を逃さず、生物多様性に富んだ、大きな干潟の広がる
吉野川流域の登録を目指しましょう。

                          理事  津嘉山 郁子


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NPO法人 里山の風景をつくる会
〒770-8055
徳島市山城町東浜傍示28-53
TEL:088-655-1616
FAX:088-655-1632
E-mailinfo@enjoy-satoyama.jp

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