里山エッセイ
モデルハウス「里まちの家」1周年オープンハウス
みなさん、こんにちは。
モデルハウス「里まちの家」が今月で1周年を迎えました。
お祝いに、4月18日、朝から夜まで様々なイベントを用意したオープンハウスを行いました。
とても素敵なイベントだったので、皆さんにもその様子をおすそわけします。
里山の風景をつくる会には腕自慢がたくさんいます。
今回のテーマは「春の装い」。
「里まちの家」を大崎先生のお庭の花で、あざやかに飾っていただきました。
(写真をクリックすると、大きくなります)
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牡丹 と こでまり
器 高橋 和三郎 作 青石粉青瓷花瓶
ナズナ、シロイヌナズナなど

"a sand county almanac " Aldo Leopold 著 に出てくる ”draba "を
調べていたら面白いことがでてきた。
これはおなじみのナズナです。drabaはイヌナズナで畦みちで見かける
黄色の花をつけるもの。実はシロイヌナズナは染色体数が少ないことから
遺伝子解析がなされ、植物では初めて全塩基配列が解明され、
植物の不思議な世界の解明に重要な役割をはたしているそうです。
また20数年前、通学路に小さな小さな小川が流れ、春にはピンクのレンゲと
一緒にナズナによく似た白い小花をつけた大株の植物が水面に垂れており、
自分ではナズナと思い込んでいたが、実は タネツケバナであることが解りました。
ももさんも幼稚園の送迎に通ったところです。今は車道に。。 Goko
住まいかたセミナー「私の好きなX’mas」

クリスマスのしつらえで里まちの家はこんなにおしゃれになりました。

オリーブの枝にリボンをつけておもてなし。

コック帽がお似合いのミドリーヌシェフです。

デザートはいちごのサンタさん。食べるのが惜しい!

22人分のお料理づくりにシェフもスタッフもおおわらわ。
住まいかたセミナー「私の好きな“子供のいる風景”」
おとなもこどもも汗をかきながら遊びました。
そしておやつは超特大蒸しケーキ。
ちいさなおなかにいくらでもはいるんです、もうびっくり!
帰りたくないって泣いた僕、また遊びにきてね。
おいしかった! 6月住まいかたセミナー「私の好きな ハーブの料理」

ハーブをふんだんにつかったお料理、
そしてミドリーヌ先生の愉快なお話。
とても楽しく和やかなランチタイムでした。
イタリアンっていうとこってり、と思いきや、
ハーブの香りがとても爽やかで、
ハーブってすごい!
すてきに飾られたフェンネルなどの花もかわいくって
庭にあれもこれも植えよう、と思いました。
***本日のメニュー***
・サラダ・ヴァーニャカウダ
・ミニトマトのマリナーラ
・かつおのクロスティーニ
・生パスタ
・じゃがいものスープ
・豚ヒレのサルティンボッカ風
・旬の白身魚のオルトナーラソースかけ
・マチェドニア(パルサミコ酢かけ)
・フォカッチャ


3月里山セミナ ―逝きし世の面影―異邦人が見つけた美しい日本― 2008年3月8日

渡辺京二 逝きし世の面影 平凡社ライブラリー
2007年度最終回の里山セミナーは渡辺京二さんの著書「逝きし世の面影」を題材にしました。
600ページもの分厚い文庫本です。江戸幕末から明治にかけて訪れた200人もの異邦人の記録をまとめたこの大作を読むと、今までイメージしていたものと全く異なる江戸の文明がいきいきとよみがえってくるのです。
著者は本の導入部で次のように述べています。
「ある文明の特質はそれを異文化として経験するものにしかみえてこない。」
「西洋人の日本に関する印象を、たんなる異国趣味が生んだ幻影としか受け取ってこなかったところに我々の日本近代史読解の盲点と貧しさがあった。」
滅びてしまった江戸の文明。それは近代以前の人間の生活様式が完成された世界であり、異邦人が賛嘆する文明でした。物質的には貧しくとも精神的には実に味わい深い「生」が存在した、そこに懐かしさを覚えるのは私たちの記憶にその文化の片鱗が残っているからでしょうか。また、喪失感を覚えるのは私たちが異文明に生きていることの証なのでしょうか。
「逝きし世の面影」は1998年の出版以来、ロングセラーを続けている名著です。江戸の文明から現代の文明へ、よみがえらせることの出来るエッセンスがあるのではと、文化人類学としても濃い内容のこの本をセミナーに選びましたが、2時間のセミナーで紹介することはとても無理でした。参加者の一人が「この本を読んでみたいと思います。」と感想を述べてくださって、実のところほっとしています。この本の詳しい内容は里山エッセイ、カテゴリー「ぞめき『逝きし世の面影』」をご覧下さい。
2007年度の里山セミナーは、「異邦人の見た日本の姿」を切り口にして日本人の生活スタイルを考えてきました。モラエス、アレックス・カー、ブルーノ・タウト、そして「逝きし世の面影」に紹介される200人もの異邦人。
文明が滅びてなお、文化は変容しながら引き継がれていきます。私たちの手にある珠玉の手工芸品、町屋・民家、神社仏閣、これらを形として修復、保存していくことすら難しい、ましてや文化として継承することは至難と思えます。しかし、落合集落や桂離宮から私たちは現代の文明を垣間見る、そんな体験をすることができました。一年間セミナーを行ってきてやっとテーマの入り口に立った、そんなところではないかと思っています。
4月からは2008年度里山セミナーが始まります。ご期待下さい。
シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家part5 2008年2月23日

講演、パネルディスカッションと続いた後は
尺八演奏です。
奏者は三次栄山さん。
なんと、20代前半。
しかもジーンズ姿で登場です。
面食らってしまいましたが
若々しい音色にちょっとうきうきです。
風にきこえたり、地響きにきこえたり
音が体を通り過ぎたようにかんじたり
ビオスホールの腰壁には吉野川源流の杉が貼られていて
竹の奏でる音色がとても自然に響いていました。
以上でシンポまち森シリーズ、終了です。
part5まで読んでくださって、ありがとうございました。
里山の会では、2008年のセミナーのテーマの一つに
地球温暖化をとりあげようと思います。
HPでお知らせしますので、どうぞセミナーにご参加ください。
シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家―part4 2008年2月23日

最後に、コープ自然派徳島専務理事 岸健二さんが登場。
地球温暖化対策として「まちに森をつくる」ことは
大きな可能性を持ったテーマであると話されます。
そして「山に森をつくる」ことで森から供給される栄養分が海の藻場を育て
「海に森をつくる」ことにつながる。
海もCO2を吸収するという点では森に匹敵する、と。
有機農業、地産地消も同時にすすめながら、
地球温暖化防止にむけた大きな運動にしていこう、と提案されました。
2年前に吉野川源流の木で建てられたコープ自然派徳島の福祉施設「そのせ」では、
建物や周りの住環境がとても気に入ったという感想をたくさんいただくそうです。
まちに森をつくる意味を生協から地域に提案していき、
これが地域政策になっていけばと、力強く話されました。
(part5につづく)
シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家―part3 2008年2月23日

つづいては、1年前に里山の家を建てられた吉田益子さん。
大好きな吉野川とともに20年間の暮らしがあったこと、
そして川を守るとはどういうことなのかを考えた時、
上流の森を守ることにたどり着き、
里山の家との出会いがあった、と話されます。
吉田さんは、太陽光の自然エネルギーを利用して電力を自給自足、
また庭や近辺の山から伐った薪で暖をとるなど、
地球に負荷をかけない暮らし方をされています。
さらに「家庭から排出されるCO2は総排出量の1/8、他の部分をどうするかという
マクロ、ミクロの政策を地域の運動から創り上げていくことが必要。」と
地球温暖化防止にむけた活動の展望を話されました。
木の家の住み心地は?という質問には、
木の調湿性によって室内の空気が肌やのどにとてもやさしく感じられることを
挙げられました。
(part4につづく)
シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家part2 2008年2月23日

パネルディスカッションに進みます。
先ず最初に、建築家で里山の風景をつくる会理事の野口政司さんが、
森と文明について話されました。
古代ギリシャは、人口の増加により森の樹木を切り倒したがために、
森を失い文明も滅んでしまいます。
その歴史からドイツなどのヨーロッパの人々は森の重要性を学び、
森をとても大切にしているのだそうです。
一方、日本で進む森の砂漠化は、木を使わないことによる、
と野口さんは指摘します。
森と共生し棚田の風景をつくってきた私たち日本人の知恵を
思い起こすときではないか、と。
スライドでは、今まで完成した里山の家・里町の家や、
源流ツアーに参加した施主さんの家族が紹介されました。
木が伐採され製材されていく過程をいっしょに体験することから、
家族みんなで家づくりへ参加する姿勢が生まれていくエピソードが印象的でした。
(part3へつづく)
シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家―part1 2008年2月23日

2月23日にシンポジウム「まちに森をつくる」が開かれました。
今回で3回目となる「まち・もり」のテーマは「地球温暖化と里山の家」です。
急速に進む地球温暖化を防ぐために私たち一人一人ができることは?
山を守る人、作り手、住まい手、生協、それぞれの立場からの取り組みを
語っていただきました。
5回シリーズで皆様にお伝えします。

四国の森づくりネットワーク代表として活躍される田岡秀昭さん。
その活動の原点は『木をつかうことによって森は守られる』ということ。
「木をつかうことで、地域の環境がどう変わっていくのか、考えて欲しい」と
会場に呼びかけて田岡さんの講演は始まりました。
日本の森林被覆率は世界一、しかもその40%が人口林です。
その人工林の砂漠化を食い止めることが出来ないのは
森づくりに「木をつかう」という考えが欠落しているから。
そして使われる木の80%をホワイトウッドなどの外材に頼っている現状に対し、
木の地産地消、ウッドマイレージ、つまり食と同じ視点が必要だと
田岡さんは指摘します。
急速に進む地球温暖化防止に大きな期待がかかる森の機能。
しかし国土の66%を覆う森がその機能を発揮するためには、
一人一人が森の木とのかかわりを住まいの中で考えていって欲しい。
例えば里山の家の環境性を地球温暖化という視点から
田岡さんは次のように説明します。
里山の家が使う木材は平均して60㎥、44トンのCO2を家は固定します。
森林でみると、4人家族が年6,5トンのCO2を排出するとして、
一世帯が26年間排出するCO2を固定した森の木が里山の家に使われます。
里山の家は地球温暖化防止に森と同じ機能を担う、と田岡さん。
かつては世界中の森の木を輸入してきた日本ですが、
今世界的にみた木材の流れは中国やインドなどに移りつつあります。
外材が輸入しにくくなったことで国内では大手住宅メーカーが国産材に目をつけ
合板などに加工してつかう動きが始まっています。
しかし木はむくの材としてつかわれないことには、
森を育てていく経済の循環が保障されません。
里山の家のように、木をきちんとつかった家づくりをすすめていくことで
よい環境を取り戻して欲しい、と田岡さんは締めくくられました。
(part2につづく)
2月里山セミナー「“シンプル”という贈りものーアーミッシュとシェーカーの暮らしに学ぶ―」 2008年2月9日
みぞれ降る寒い冬の日、
ビオスホールのスクリーンに映し出された映像は・・

『SHAKER』 出版:CASSELL より
シェーカー・デザインの世界。
シェーカーの家具や生活用具、工房や住まい・・・
シンプルで清楚で美しいものばかりです。
映画「目撃者」。
アーミッシュの村人総出で納屋を立ち上げるシーン。
青々と広がる麦畑に風がはしるシーン。
しみじみと懐かしさを感じるのは年配の人だけではなく若い人も。


『“シンプル”という贈りもの』 ビル・コールマン写真集 より
アーミッシュの村に25年通いつめて撮った珠玉の写真の数々。
“シンプル”という贈りものを手のひらにのせてもらった、
そんな里山セミナーでした。
NPOのIT活用術
12月7日、ビオスホールにて、12月の里山セミナーが開かれました。
講師の森田桂治さんです。テンポのある語り口と、わかりやすい解説に、グイグイひきこまれます。
自ら稼ぎ、社会を動かすNPO!
NPOの最終目標は、定款で定めた目的を達成し、自信を廃業に追い込むこと。
肝に銘じる名言が多数あり、刺激的なセミナーとなりました。
参加してくださったみなさん、そして講師の森田桂治さん、ありがとうございました。
マクロビオティックと建築の話し
11月10日(土) ビオスにて里山セミナーが開かれました。
お料理を堪能中。話題も素材に集中でしょうか?
シェフの勝俣さんです。
参加者からの質問に、丁寧にお答えくださいました。
今回のセミナーは、応募者多数のため、抽選となりました。
外れてしまった方、申し訳ありません!
次回の里山セミナーも、ぜひ、ご参加くださいませ。
ビオスのみなさま、
お忙しい中、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
地球温暖化と森のはたらきー「不都合な真実」を読んでー
今回のセミナーは、アル・ゴア著 「不都合な真実 」ランダムハウス講談社 を取り上げました。
近藤代表が、ご挨拶。
いつものセミナーとは違った、新しいお顔が見えます。
不都合な真実とは、地球温暖化問題のことです。
今年の夏の長くて暑かったこと。
「何か、おかしいぞ」
みなさん、地球温暖化を、身近に感じておられます。
20代の青年たちが、がんばってくれました。
桂離宮をたずねて
この度、ご要望の多かったセミナーへの感想などが書き込めるように、里山エッセイに‘里山セミナー‘を開設いたしました。みなさんからの、ご意見お待ちしております。