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里山エッセイ



稲刈り 終わりました!

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思い出します、5月初めの田植えのこと。
「申し込み100名ですよ!」
農家さんにそうお伝えしていたので
私たちの田植えのために広い田んぼを用意してくださっていました。
でも田植えの日はあいにくの天候。春とは思えない寒くて強風の中、
体は冷えてくるしまっすぐ立っていられず、
辛くて泣き出す子もいて、とうとう途中で切り上げてしまいました。

そんなこともあって、酷暑の中の稲刈りは大変だろう、と
今回はぐっと控えめの面積です。
集まった80人の親子のほとんどは
今年3回行った田んぼ探検隊に参加してくれた皆さん。
農家さんやスタッフの説明を受けながら、真剣なまなざしで
ザクザク、鎌を動かして、刈って、束ねて、ハゼかけまで一気に。
なすや枝豆の収穫も体験できました。

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稲刈りの後ほおばったおにぎりの味が
田植えや稲刈り、出会った生きものと結びついて
どのような新しい価値観を生み出していくのでしょうね。

農家さん、ご協力くださった皆さん、来年もどうぞよろしくお願いします。


コウノトリ・ナベヅル 徳島フォーラム 2016.7.2

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     雪景色の中のナベヅル(阿南市) 撮影 三宅 武さん


豊岡市で放鳥されたコウノトリが レンコン畑の広がる鳴門市で巣作 りをし、
ナベツルも昨年四国へ4 00羽、そのうちの130羽が徳 島で越冬したこと
を受け、生息地 や餌場となる田んぼや湿地の生物 を増やす取り組みを
考える「コウ ノトリ・ナベツル徳島フォーラム」が 7 月 2 日に開催されました。

ラムネット共同代表の呉地正行氏からは田んぼ生物多様性向上10年
プロジェクトにつ いて、日本野鳥の会の金井裕氏からは、コウノトリ・
ナベツルの生態と習性について貴重な話をしていただきました。

野鳥の会県支部長の三宅さん、冬水田んぼや有機稲作つくりをされて
おられる滝口氏、小山氏、北野氏、そして田んぼ探検隊を続けている
里山 の風景をつくる会が、現場からの声を伝えました。

大型野鳥の飛来は、彼らの胃袋を満たすほどの餌場が徳島にはあると
いうことを示して います。
徳島には、豊かな森から発した1級河川吉野川水系、那賀川水系と、
勝浦川の ような2級河川39水系が流れ、その流域に恵みを与えながら
海と合流しています。
人や生き物が受けるその恩恵は計り知れないほど大きいものなのです。
私たちは果たして その恩恵に気が付いているのでしょうか。
大切に付き合っているのでしょうか。

私たちは田んぼ探検隊で自然にやさしい農法をする人々と接するうちに、
彼らの田んぼ は生物多様性に富んだ土地になっており、コウノトリや
ナベツルが飛来することを学び ました。
そこでは山、小川、田んぼと、そこに生きるいろんな生き物の素敵な交流が
肌 で感じられます。
また干潟観察会をしている吉野川とその流域では、そこから得られる恵みは、
米、野菜、魚類、海藻と多種に及び、昔から賢明な利用と保全がなされてきました。
干潟では絶滅危惧種に指定されている希少種といわれる生物がうじゃうじゃおり、
広大な風景にも癒され、参加者は豊かな生き物のつながりを感じ、学び、
いっしょに泥にま みれ歓声を上げます。
田んぼ探検隊も干潟観察会もあふれるばかりの人で賑わいます。
沖の干潟でも多くの鳥たちの姿が観察されます。

私たちは、この豊かな吉野川河口から第十堰までの汽水域を
ラムサール条約湿地に登録 しようと活動しています。
国際基準も満たしており、すでに河口域は、環境省の
「日本 の重要湿地630」に選定され、また「東アジア・オーストラリア
地域渡り性水鳥重要 生息地ネットワーク」にも登録されています。
次回ラムサール条約締約会議は平成30 年にアラブ首長国連邦の
ドバイで開催されます。
この機会を逃さず、生物多様性に富んだ、大きな干潟の広がる
吉野川流域の登録を目指しましょう。

                          理事  津嘉山 郁子


田んぼ探検隊「用水路で魚をとろう」2016.7.24

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真夏の生きもの観察会を小松島市櫛淵町で行いました。
今回は地域の皆さんが事前に土手の草刈りをして
生きもの観察に参加してくださいました。
「こうして網をすくうんだよ」
さすが魚取り名人です。

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この地のワイルド感がそうさせるのでしょうか、
参加した大人も網を持って走り回り
子どもと同じ目線で生きものに夢中です。
そんなお父さん、お母さんがとても素敵でした。


田んぼ探検隊2016「アカハライモリを捕まえよう」2016.5.29

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田浦町北野さんグループの田んぼで
110人の参加者が生きもの観察をしました。

バケツに山ほどのアカハライモリを
捕まえた子は得意満々です。
網にかからない子には農家さんたちが
捕まえ方を伝授してくれました。

イトミミズ、チビゲンゴロウ、カイエビ、ホウネンエビ、
チスイヒル、コオイムシ、ヤゴ・・
じっくり観察した後は田んぼに帰します。

多様な生きものとの出会いを通じて、
この田んぼの価値を発見してもらいたい。
主催者の希です。

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田んぼ探検隊2016 田植えが終わりました

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5月3日の田植えの日、
寒冷前線が近づく中、120人もの皆さんが集まって
苗を手植えしていきました。
苗は冷たい強風に吹かれて
今にも水の中に沈みそうでした。
子どもたちも、足を踏ん張りながらとても寒そう。
後ろからお母さん、お父さんが見守りながら
苗を渡していきます。

最後までがんばったので、
農家の武蔵さんが畑から野菜を採ってお土産に。
武蔵さん、ありがとうございました。
そして参加されたみなさま、お疲れ様でした。

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田んぼ探検隊part6 田んぼの収穫祭  2015.10.3

今年の田んぼ探検隊もいよいよ大詰め。
田植え、3回の生きもの観察、稲刈り、
そして最終回は田んぼの収穫祭です。


収穫祭は農作物の取り入れが終わってお祝いするお祭りです。
田植えから毎月、田んぼで稲の成長を見てきたので、
農家さんといっしょに、お米の収穫をお祝いさせていただきました。

ランチのメニューはスパイスのきいた風味豊かな本格派インドカレー。
朝、農家さんに採ってもらったさつまいも、小松菜、サラダ菜、
オクラやきゅーりは、サラダに変身。
ごはんはもちろん田植え、稲刈りをした田んぼのお米です。
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5回の活動を振り返って、参加者の皆さんや農家さんから
一言づつ感想をいただきました。
「食べ物を大切にするようになりました」
「子どもだけでなく大人もとても楽しめました」
「田んぼに来てくれてありがとう」
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午後、稲孫の生えた田んぼでカエルと遊びました。
カエルは秋、冬眠の準備で捕食に専念します。
畦に棲むクモやバッタを狙っているのかな。
やがて気温が10度位に下がるころ、土や枯葉の下に潜って越冬です。
田んぼも生きものも、そうして静かに春を待つのですね。
おやすみなさい、里山。また来年の春に。
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田んぼ探検隊part4「魚をとろう!」(8/1)報告

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今年も小松島市櫛淵町の用水路で、
魚とりや生きもの探しを楽しみました。

暑くてもなんのその、魚を追いかけたり、
生きものを見つけようと川の中や護岸を探索したり、
きれいな流れの中でたくさんの生きものに出会えて楽しそう。

熱中症対策にと、ミニトマトをクーラーボックスに
いっぱい冷やしてあります。
1時間ほど炎天下で遊んだあとは木陰で、
その冷たいミニトマトをほおばって、ほてった体をさまします。
ひんやりトマトは甘くておいしいと、おかわりする子もたくさんいました。


バケツを覗くとたくさんのメダカ。でもメダカでないのも・・・
メダカかどうかは、尾ひれの形で見分けます。
尾ひれがまっすぐなのがメダカ、まるいのはカダヤシ、
切り込みが入っているのは、タモロコ、カワムツやオイカワなどの稚魚です。


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ヤゴやトンボがたくさんいました。

コヤマトンボのヤゴは、楕円形で平べったく、足が長い。
泳ぎは苦手で落ち葉などに潜んでいます。

ハグロトンボのヤゴは、細長い管状体 3枚の尾さいがある。
水草の間に隠れています。

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メダカ、タナゴ、ドジョウ、ドンコ、カワヨシノボリ、イシガイ、ヌマエビ、
コヤマトンボのヤゴ、サナエトンボのヤゴ、ハグロトンボのヤゴ、
ザリガニ、ジャンボタニシ、ツチガエル・・・
今年もたくさんの生きものが見つかってよかった!
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「赤腹イモリの生きもの探検」 2015.5.30

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田んぼを渡るすがすがしい風と
どこまでも広がる水田。
5月の田園風景は心が和みます。
みんな、思い思いの場所で生きものさがし。

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コンクリートで固められていない水路は
生きものにとって棲みやすいところ。
網をすくうと、いろいろな生きものが入っています。

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赤腹イモリはこの時期、産卵のために
山から田んぼに下りてきます。
大きなおなかのイモリをたくさん見つけました。
卵を産み終えると、また山に帰っていきます。

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卵から孵ったナマズの稚魚と塩辛トンボのヤゴ、ゲンゴロウの幼虫をすくいました。
田んぼに水を張って間もないこの時期は
ホウネンエビやカブトエビ、カイエビも観察できます。

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観察のしめくくりは集会所で北野さんのお話を聞きます。
この地域の農家さんは農薬や化学肥料を使わず
生きものにとって棲みやすい環境での
お米作りをめざしています。
勝浦川から引いた水路には
蛍が棲みやすいような配慮がなされ、
水車で田に水を入れているので
水車の水しぶきに蛍が集まってきて、ちょうどこの季節、
何とも言えない風情を味わうことができます。

山と川と田んぼがつながっていて、
農を通じて自然を理解する人のつつましい暮らしがあって
この田園風景は守られているのでしょう。
農業の役割の大きさを改めて感じます。
まちに住む私たちにできることはなんだろう・・・
観察会は、参加した人たちといっしょに
そのことを学ぶ場でありたいと思うのです。



里山15年展、無事終了 2015.5.17

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里山の風景をつくる会は2001年に生まれました。
だから、今年で15歳。
長い道のりを迷いながらも走ってきて、
少し立ち止まってみたくなりました。
振り向いてみたくなったのです。

活動を記録した山ほどの写真や42冊の会報。
みんなにみていただきたい。
そんな気持ちから、15年展へ。

3日間で350人ものお客様がお越しくださいました。
高知、高松、大阪から仲間も集まってくれました。
人のつながりが15年の活動の支えでした。
改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

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田んぼ探検隊part4  稲刈りしました!8月30日(土曜日)

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緑の風に吹かれて田植えをしたのは
5月初旬の事でした。
見渡す限りの青田に
トンビが空高く輪をかいて祝ってくれました。

あれからほぼ3か月、
今日は待望の稲刈りです。
お日様も久しぶりにのぞいて
武蔵さんの田んぼに子どもたちの声が響きます。

でも、でもなのです。
今年はまれに見る天候不順の年でした。
稲の生育に欠かせないお日様が照らなかったのです。
そして刈取り寸前に襲った台風11号の雨が
無残に稲に降りかかりました。
千枚田とも言われる小松島一帯の田んぼは、
一面の湖の様だったと聞きました。
自然の猛威に、農家の方は
ただ立ち尽くすしかなかったと。

今日の武蔵さんの田んぼも、
稲穂を垂れて黄金色に輝いている姿ではありません。
やっと持ちこたえているように倒れています。
でも感動しましたよ、
倒れかかっているのに、
稲の息吹が聞こえたのです。
「ようこそ、ようこそ、
お日様の光を上手に取り込んで
私たち元気に実りましたよ。
見かけは少し悪いけれど味だって大丈夫」と。


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鎌で手刈りです。
大人と子供、研修生のお兄さん合わせて50人、
サクッサクッ、みんな手つき鮮やか、
8畝の田んぼはみるみる刈られていきます。


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ああ虫たちです、
精霊バッタにコオロギにカエルに
カマキリ、カタツムリ、イナゴもいます。
突然明るくなって右往左往愉快です。
子供たちが手に取り歓声を上げます。
生き物いっぱいの豊かな土壌があって、
稲が実ったことを実感した瞬間です。


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くくります。こうしてこうしてくくるんだよ、
大人が手本を示します。
子どもたちも結構手際のいいこと! 


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武蔵さんが、太い竹で次々にはぜ棒を組み立てます。


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子どもたちが稲束を運んでかけ渡していきます。
運んで運んで完成、
昔見た懐かしい刈り入れの風景です。
1週間ほど干して脱穀、まち遠しい。


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お待ちかね! 
新米の「お結び」がずらりと並びます。
田んぼの神様、収穫できてありがとう、
来年もお願いします。
感謝と祈りの気持ちを
ひとつひとつのお結びに込めました。


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田んぼ探検隊 part3 魚をとろう! 小松島市櫛淵町 2014.7.26

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小松島市櫛淵町の里山にあるクレコシのため池です。
今はもう農業用水としては利用していませんが
地域の人たちは池の淵の草や木を刈り込む作業を欠かしません。
湧水があるのでしょう、透き通るような水面は
ため池とは思えない美しい眺めです。


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ため池の水がパイプを下って水路に流れてくる場所です。
たっぷりと養分を含んだ水が流れてくるので
水生動物がたくさん集まってきます。


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魚を見つけたこどもたち、夢中になって
大きな網をすくっては覗き、すくっては覗き・・・

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ナマズ               うなぎ
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コヤマトンボのヤゴ       シマドジョウ

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驚くほどたくさんの種類の生きものが獲れました。
「メダカとカダヤシ、よく似ているけれど、尾びれを見て。
まっすぐなのはめだか、まるいのが、カダヤシだよ」
「ドジョウはエラだけでなく、口からも空気を吸って腸で呼吸してます」
真剣な表情で観察指導員の説明に聞き入っています。

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まるで1枚の田んぼがどこまでも続いているかのようで
広がる豊かさに圧倒されてしまいます。

昔、この土地は里山に囲まれていながら海抜が低く
大雨が降ると一面海となって稲は流されたそうです。
盛り土し農地改良をして米を続けてきて今在る風景に
恵みと災いをもたらす水との折り合いの歴史が
重なって見えてきました。

クレコシのため池の名の由来は、
『暮れを越しても池の水は豊か』。
田に水を張り、山に竹を植え、石を敷いてため池をつくり
自然からのめぐみを四季絶やすことなく受ける知恵が
里山という文化をつくり上げてきたことも
この田園風景から学んだことです。

2年目にはいった田んぼ探検隊。
毎回、発見の連続です。

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田んぼ探検隊part2「ホタルの里は生きものがいっぱい」2014.6.7(土)

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祈りが通じたにちがいありません。
前日までの雨雲は去り、天気は回復に向かっていきます。
でも田んぼを覗くと、大雨の後で水は濁っていて
生きものをさがすのはちょっとむずかしいかな?

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おかあさんといっしょに参加したまあやちゃんの感想です。

今日、田んぼの生きものかんさつにいきました。
はじめてのところで、とてもわくわくしました。
あみと、小さいはこをもって、田んぼにいきました。
はじめのところでは、へびがいたので、ばしょをかえました。
それから、いろんな生きものを見つけては、はこに入れました。
さいしょは、少ししかとれなかったけど、
なれてくると、たくさんとれすぎて、大さわぎになりました。
とれたものは、エビガイ、カエル、ホウネンエビ、タニシ、イモリです。
イモリは、ちゅうもくになって、すごい見本になりました。
ほかにも、いろんなことを学べて、とてもたのしかったです。
                        
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ホウネンエビとアカハライモリは田んぼの人気者。
ホウネンエビは豊年蝦の意味で、
これがよく発生する年は豊年になるとの伝承があります。
半透明で優雅に背泳ぎする姿はとてもきれいです。

アカハライモリの和名は井守。井は田んぼを意味していて、
水田に生息することから「田を守る」との意味に由来するという説があります。
おなかの赤色はフグと同じテトロドトキシンという毒であることや
トカゲ以上に再生能力が高くて、目のレンズも再生すること。
なんと不思議な生きものなのでしょう。
ゆうたろうくんがスケッチしてくれたアカハライモリ。迫力があります。

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田浦町西原地区の農家の人たちは
勝浦川から取水した清流に伝統的な水車を復元し、
田んぼに水を引いています。
5月下旬のころ、飛び交う無数のホタル。
そしてかえるの大合唱が響く梅雨、アキアカネが群れ飛ぶ秋へと
田園風景になくてはならない生きものたちは
産卵をするために田んぼや水路へ下り、
暑さ寒さをさけるために里山へ上がっていきます。
川・田んぼ・里山のつながりの中で、
生きものの豊かさは守られているのです。



田んぼ探検隊part1「田んぼをつくろう!」報告 5月3日 小松島市大林町

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水田に青い空が映る快晴の日、
総勢87名で田植えを行いました。
家族で参加したE.Mさんからいただいた感想です。
       
4歳と1歳の娘たちと初めて参加させていただきました。
4歳の姉は「田んぼのなか 気持ちいい~」と喜び、
田植えも最後まで真剣にやっていました。
1歳の妹はまだしっかり歩けないのですが、
田んぼのなかに足を突っ込んで
その感触を肌で感じて大喜びでした。
私自身関東で生まれ育ち、
こどもの頃こういう経験をしたことがなかったので、
こどもたちがちょっぴりうらやましいです。
田んぼのなんともいえないあの気持ちいい感触に
親たちも癒されました。
そしてなんと言っても田植えのあとのおにぎり!
最高に美味しかったです。
貴重な経験をさせてくださったスタッフの方々に
感謝でいっぱいです。
                          E.M

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畦にしゃがんで田んぼを覗くと
1mmくらいの小さい粒子状のものが群れていました。
これはミジンコ。
田植えが終わると田んぼにはミジンコが大発生します。
そしてこの餌に惹きつけられて
水生昆虫やカエル、魚、鳥などいろんな生きものが集まってきます。
水を張った田は稲を植えることによって独特の世界が現れ、
生きものがたりが始まるのです。

田んぼ探検隊に参加する子どもの中には、
全身泥だらけになりながら田植えをしたり、
赤腹イモリを手の平に乗せて魅入る子もいれば、
とろとろの土の感触や汚れることに抵抗があったり、
カエルを捕まえたいのに触れない子もいて、
子どもの感性は多様です。

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田んぼで出会うさまざまな体験は、
生きものへのまなざしや豊かな感性を育くみます。
身近にありながらなかなか足を踏み入れることのできない田んぼを、
親子で探検してみませんか。


                      NPO法人 里山の風景をつくる会
                           代表理事 近藤 こよ美


田んぼ探検隊part7「里山の不思議をさがそう!」   2014.3.9

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小松島市櫛淵の里山周辺を散策しました。
風は冷たくても陽ざしは春です。
陽だまりにはお花畑。
3月の里山に咲く花は小さくてきれいな色が多いですね。
黄色のコオニタビラコ、白いタネツケバナ、
薄桃色のアシビ、空色のオオイヌノフグリ。
ツクシやヨモギは瑞々しくておいしそう。
田んぼにはレンゲの花も咲き始めていました。


時折、鳥の姿が枝から枝へ。
でも20人近い私たち一行を警戒しているのでしょう。
はっきりと姿を捉えることはできません。
目で追うことはあきらめて耳を澄ますと、
森のあちこちから静けさの中を
風紋のように響いてくる声に、
こんなにもたくさんの鳥が潜んでいる!
と驚いたことでした。
鳥にしてみれば私たちは乱入者。
「気をつけて」と言い合っていたのかもしれません。


鳥のエサになる小さな昆虫も、
啓蟄を過ぎ冬眠から目覚めた様子。
ナナホシテントウをクローバーの中で何匹も発見しました。
テントウムシは成虫で集団になって越冬するそうです。
クローバーの絨毯が布団だったのかな???


小学生の男の子がバッタを捕まえました。
「トノサマバッタだね」と大人は判断。
でも違いました。‘ツチイナゴ’。
このあたりで冬を越せるバッタはツチイナゴしかいないそうです。
それを教えてくれたのは幼稚園年長さんの男の子でした。
虫の大好きな虫博士に拍手!


なんといっても、一番の発見はカスミサンショウウオの卵です。
田んぼの端の水たまりでみつけました。
長くて透明な螺旋状の卵嚢(らんのう)の中に
黒い小さな卵がたくさん入っています。
よく観察すると卵には凹凸ができていて、
細胞分裂が進み始めた様子です。
カスミサンショウウオは環境省のレッドリストで
絶滅の危険性が増大しているとされる
「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。
幼生は水中ですごし、
成体は落ち葉の積もった林のようなところで過ごす、
里山がなければ存在しないいのちです。

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里山があって水が流れ田んぼを潤す。
何気ない風景に守られて
なんとたくさんのいのちが育っているのでしょう。
小さな生きものから空を旋回するトンビまで、
そのいのちのピラミッドを垣間見た
「里山のふしぎを発見しよう!」でした。


田んぼ探検隊シリーズはこの1年
5月の「田んぼをつくろう」から今回までの
計7回の連続企画として行いました。
米づくりは土づくりであること、
生きものの豊かな田んぼにおいしいお米ができること、
田んぼといういのちのゆりかごを守る農家さんの存在、
いのちのつながりや里山・田んぼ・川の連続性。
田んぼをフィールドにし、農家さんや生きものから
実にたくさんのことを学ぶことができました。

さらによいプログラムをつくって
田んぼ探検隊2014を企画していきたいと思っています。
新年度からの田んぼ探検隊をどうぞお楽しみに!


                        NPO法人里山の風景をつくる会
                        代表理事 近藤こよ美


良かった!ふゆみずたんぼのお話  2014.2.8(土)開催

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前日の夜、徳島市にとっては珍しい雪が降り積もり、
人や車の少ない道路は
雪がシャーベット状になった、寒い1日だった。
そんななか、桑野川EM研究会の方々と
徳島市内からの参加者合わせて25人が
桑野町の紺屋教育集会所に集まった。


まず、小松島有機農業サポートセンターの中村さんから、
絶滅した生き物が増えたのは農業の営み、
特に化学肥料や農薬の使用によることが大きいと、
歴史的な推移をイラストを使いながらお話があった。


続いて日本野鳥の会徳島支部長の三宅武さんからは、
田んぼに飛来する鳥の種類や羽数は
農業様式、場所、時期により変化すること。
鹿児島県出石市にナベヅルやマナヅルが1万羽以上越冬し、
世界最大の越冬地になっていること。
現在、各地でかってのようにツルが暮らせるように、
越冬を分散させる取り組みが行われていること。
農薬を使用しない有機農業の田んぼには
鳥にとって大切な餌も豊富であることなど話された。

その後、冬鳥・夏鳥・旅鳥・流鳥を
スライドショウで見せて下さった。
農家さんから、
ツバメがやってきたのを見て田植えを始めていたが、
最近は来るのが遅いため判断に困るとの話に、
近年、数が少なくなってきており、餌が少なくなったこと、
昔のように土間を解放している農家が減り、
外壁にも巣をつくる場所がないことが原因のひとつ、
と話された。


最後に、桑野川EM研究会会長の大川さんからお話があった。
「自分で作って自分で食べる」ために、
微生物の力を生かしながら、
環境にやさしい有機農業に取り組んできたこと。
秋のEMボカシづくりから春の種もみの温湯消毒・
夏の草取り・秋の刈り取りなど
年間を通しての労苦をいとわない取組みのおかげで
おいしいお米ができたこと。
有機栽培の米「つるをよぶ米」として、
生協で販売されて6年になること。
今後も消費者との連携を深め、
「つるをよぶ米」の販路を広げていきたいことなど、
熱を入れて話された。


私たち消費者も、
有機農業の田んぼによって
里山の自然が守られ、再生され、
安全でおいしいお米が頂けることに感謝して、
農家さんと共に歩める
賢い消費者でありたいと思った。


勉強会終了後、
ふゆみず田んぼ2か所(山口町・長池町)に
案内してもらった。
頬も凍り付くような寒さのため、
生き物も影を潜めていたが、
暖かい日にはヤゴやイトミミズ、
カワニナなど生き物が見られるそうだ。
田んぼいっぱいに張られた水の中で、
ナベヅルなど水鳥たちが
餌をついばんでいる姿が彷彿され、
心が豊かになった。

                   里山の風景をつくる会
                       理事  石原禮子
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木の実で遊ぼう! 2013.11.10

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秋恒例の行事、「木の実で遊ぼう」。
今まで、モデルハウス「里山の家」や
吉野川源流の森の筒井さんの工房で行ってきました。
今年はコープ自然派しこく主催フェスティバルの会場に店開き。
この日に備えて、里山スタッフのGokoさんが
大きな松ぼっくりやどんぐりなどの木の実をどっさり、
森に行って集めてくれましたよ。

出来上がったどの作品も素晴らしくって!
どんぐりを大切につかっていますね。
生きているようで可愛い。

どんぐりだけの作品のタイトルは家族会議なんだって。
一人後姿はお父さん?
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ツリーはペイントを利用しました。
まるでケーキのように、おいしそうでしょう!
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大工さんにお願いして用意した杉の板が足りなくなるくらい
たくさんの人が参加してくれました。
森からすてきな作品と楽しい時間の贈り物をいただいて
また来年への意欲がわいてきました。


田んぼの収穫祭 ② 9月28日

田んぼの収穫祭、午後からはカエル探検に出かけました。
稲刈りのすんだ田んぼに入ってみると
春はオタマジャクシだったカエルが草やワラの中をぴょんぴょん。
気持ち悪いのをぐっとこらえて、やっと捕まえた女の子。
「おかあさ~ん、ツチガエルつかまえたよ!」「どれどれ」
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ツチガエル                       トノサマガエル


7月の田んぼ探検隊は「魚をつかまえよう」でした。
でも、いなかったのです、なまずもふなも。
今日こそ、捕まえたい!
水路の下流から流れに逆らって魚を追いかけたり、
ため池から流れてくる深みをじっと覗き込んだり、
とにかく、みんな真剣です。
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いました、いました。25cm以上はあるナマズ。
すごい力持ち。容器からふたを抜けて飛び上がり1mも跳んだのです。

「ナマズは5月の連休のころ、大きな川から田んぼまで登ってきて卵を産みます。
大きな魚が入って来れないので、ナマズの稚魚にとっては安全な場所です。
生まれたてのナマズは体長はわずか1㎝。それでもちゃんとヒゲがあります。」
と中村自然観察指導員。
わずか半年で、この貫録です。
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田んぼや水路はいつの季節に訪れても新しい発見があります。
これから冬へ、そして春へ。
生きものたちはどのように寒い季節を越して
新しい命を育んでいくのでしょう。
冬の田んぼにも目が離せません。



田んぼの収穫祭 ① 9月28日

5月から毎月楽しんだ田んぼ探検隊もいよいよ大詰め。
田植えをして稲刈りをして、さあ、お楽しみの収穫祭!

武蔵さんの田んぼからお米が一袋届きました。
4台の炊飯器がおいしい湯気をたてて、
ふっくらつやつや、新米が炊き上がったよ。

小さな手には小さなおにぎり。
おかあさんのようにはきれいに握れない。
でも、みんな、一生懸命。
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今日のおかずは、ゆるベジ(ゆるいベジタリアン)料理。
片寄靖子マイスターが料理したおかずが並びます。
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なすにいんげん、さつまいも、れんこん、にんじん・・・・
お野菜のうまみを上手に生かした味付けに舌鼓。
おにぎりも、いくらでもおなかに入ります。
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中村自然観察指導員が田んぼの1年をプロジェクターで紹介しました。
1枚の写真がとても印象的です。
灰色のいかにも寒そうな空の下に水をはった田んぼ。
「これはおいしいお米を作るためではなく、
生きものが棲みやすい環境をつくるためにします。
人間が田んぼから引き揚げた途端、空から無数の鳥が舞い降りるんです。
冬水田んぼに生きものがたくさんいることがよくわかります」
そして、「農業は環境を整える仕事です」と締めくくりました。
田んぼ探検隊、寒くなったら冬水田んぼに行きましょうね。

収穫祭の午後はカエル探検隊に変身して、
大人もこどもも走り回ります。
 
                                  つづく



稲刈り体験 ばんざ-い!!

小松島市大林町、武蔵さんの田んぼで稲刈りです。
5月には80人も集まって、楽しく田植えをしましたね。
大きくなっていっぱい実れ! みんなで祈りました。

梅雨に恵みの雨を受け、灼熱の夏の太陽を受けて
黄金色の稲穂が頭を垂れ、刈り入れの時を迎えました。
台風襲来を避けて急遽繰り上がった稲刈りの日です。
田植え参加の家族も幾組か、
あの時臨月を迎えていたお母さんから、
元気な男の赤ちゃんが生まれていて、
今日は一人前に乳母車参加です。

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新しい鎌はピカピカで出番を待っています。
のこぎり鎌の使い方、稲り刈り方、縛り方
守らないとけがをするよ
ていねいな説明が続きます。
やってみなければ分からない。
早く早く刈りたいよ、みんな心が急ぎます。  
   
武蔵さんが今日の手刈りのために、
広い田んぼの一角を残してくれています。
一列に並んでさあさあ刈っていきましょう。

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前へ前へ、ザクッザクッと刈り進みます。
稲わらのこの感触この香り、
ずっしりと重い稲穂の手ごたえ。
機械などなかった云十年前には、
どの家でも小さな子どもの手さえが貴重な労働力でした。
そして労働は家族の絆の元でした。

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武蔵さんがお手本とばかりに刈り進んでいます。
気持ちのいい音ですごいスピ-ド、
武蔵さんそんなに早いと、ひとりでみんな刈れてしまうよ。
子どもたちは真剣で上手に鎌を使っています。
束ねた稲を抱え次々とハゼに運びます。

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あちこちで歓声が上がります。
みどり色の小さいカエルが、
突然まぶしい光に戸惑い
ぴょんびょんとはねています。
今年生まれたんだよと中村講師、
なんとも可愛いい姿です。
ふと見上げると何羽ものツバメが飛んでいます。
美味しい餌があるよ行こう行こう、
そんな声が聞こえました。


武蔵さんは有機農業を始めて6年、
農薬なんか使わないのに、草は生えず,
たくさんの生きものと共存しながら収量も落ちない。
ここまでの苦労努力一切語らず
奥さんともどもいつもにこにこですが、
恐らく計り知れない苦労があったはずです。
機械技術にも強い研究熱心な武蔵さん。
地域の要となって
ますます志を同じくする農家が広がりますように。

新米を3升も炊いておにぎりにして
ふるまっていただきました。
ひとつぶひとつぶのお米に
奥さんの心が詰まって輝いていました。
とびきりおいしいおにぎりでした。

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参加された皆さん、
感想を述べられるお顔が輝いていましたよ、
初めてだったけれど
親子ともどもほんとに得難い経験でしたと。
鎌にも慣れて上手に刈れましたと。

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「またぜひおいでてな!」
なんと嬉しい言葉でしょう。
稲刈りツァ-の何よりのお土産は、
田んぼを通じて、
こうして人と人とがつながりあえることです。
武蔵さんご夫婦に感謝
参加者の皆さんに感謝です。

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                       里山の風景をつくる会
                         理事 八木 正江



「田んぼ探検隊part3 魚をとろう」   楽しかったょ!

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大人21名・こども30名の参加を得て、
田んぼ探検が始まった。
場所は小松島市櫛淵町 濵田さんの田んぼと
その周辺の用水。

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前日きれいに刈り込まれた畔から用水の縁に下り、網を入れた。
千枚畔の広々とした一面の田んぼ。
早くも青緑の実をいっぱいつけた稲穂が、重く垂れ下がっていた。
8月末の稲刈りが楽しみ。

体に似あわず大きな網を振り回す幼い子ども。
急な畔を物ともせず、慎重にゆっくり下りて、用水の縁に到着。
魚を追いかける。
それに負けず、魚取りに夢中になる大人。
「先生! 見て!名前おしえて!」「お母さん、来て!」「たなごとったで。」
にぎやかな声で、あふれた。

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しばらくして声掛けして、全員お茶タイム。
夢中になって、水分補給を考えない子供たちのために。
お父さんに背負われてグッタリしている子ども。
スタッフが見つけて、頭に触ると熱い。
早速テント内で、冷やすと、元気を取り戻したので、ホッ。

みんながとったものを持ち寄って、講師のお話。
めだか どじょう どんこ こえび たなご 子おい虫
早苗トンボのヤゴ かえる ざりがに …

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赤い大きな爪をもった大きなざりがにを捕まえたのは、お父さん。
爪にはさまれて、痛かったそう。
「さあ、遊んでみ」とトレーに入れられたので、
私も手を出すと、大きな爪を真横ならず、
真上まで振りあげて威嚇するので、つかめなかった。挟まれそうで…。
「つかんだで。」元気なこえ。

一人で参加された女の人。夏休みに来る孫のために、
「どんなとこ?どんな生き物が?」と下見に来られたそう。
中村さんに熱心に質問。

私も魚とりに夢中。めだかや小エビは網の中にいつも数匹。
どじょうもどんこも捕まえた。
見慣れない魚も。外来種の雷魚。
外来種が生態系を壊していると聞いていたので、がっかり。
でも結構な獲物があったので、いい線いってると思っていたら、
中村さんに「もっとやさしく、すばやく」と教えられ、次の課題に。

こんなにいろんな生き物に出会えるのは、
濱田さんはじめ、農家の人たちが、
有機栽培で、お米つくりに取り組んでおられるから。
私たち消費者も安心して、おいしいお米を頂ける。

今回初めてアンケートに答えてもらった。
お父さんと一緒に、アンケートに取り組んでいる子。
「お母さんがかこか?」「いや、じぶんでかく」と真剣に向き合う子。
いろいろ意見を頂いた。
今後の参考にしたい。

                           里山の風景をつくる会
                           理事 石原 禮子

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田んぼ探検隊 生きもの観察会

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空を映して彼方まで広がる小松島市田浦町西原の田園風景です。

6月初めの日、西原ほたるファームの北野正美さんのご協力で
生きもの観察会を開きました。

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ドジョウや赤腹いもり、トノサマガエルにヌマガエル、
餌を追ってシマヘビまで現れて
小さな水路は生きもので溢れています。
子どもたちは赤腹イモリやカエルが大好き。
最初は怖がって触れなかった子も、帰るころには
水で冷やした手にのせて見入っていました。

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小さな網で土ごとすくって入れたバットの中を
虫眼鏡でのぞいてみると
カゲロウやガムシ、ユスリカの幼虫や
ミジンコなど無数の小さな虫や
ヤゴやミズカマキリのような少し大きい虫が
追って、逃げて、泳ぎ回る様子を観察できます。
それはなかなかスリルある生きものがたり。

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お昼前になり気温が上がってくると
田んぼの底にぽつぽつと穴があき始めます。
糸ミミズです。
糸ミミズが棲む田んぼの土はトロトロになって
おいしいお米が育つそうです。
とろとろ―なんとも気持ちのいいさわり心地。
これも農家さんの日々の努力のおかげ。

ファームの北野さんたちは農薬や化学肥料を抑え
生きものにやさしい有機農法でお米作りをされています。
その日1時間で観察した生きものの名前を  
自然観察指導員の中村先生がボードに書きあげたところ、
ナント  37種類!
田浦の田んぼは‘いのちのゆりかご’そのものです。

観察会が終わった後、
子どもたちに見せるために虫かごにいれていた蛍を、
水路に帰している北野さんを見かけました。
やさしいしぐさが蛍のあかりのように印象的でした。

北野さん、そしてお世話くださった農家の皆様、
ありがとうございました。
 
                         こんぺいとう

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田んぼ探検隊 田んぼをつくろう!


 
5月の連休、小松島市新開(しんばり)小学校近くの
田んぼで田植えをしました。

農家さんのお宅につくと、ハウスの中に整然と並ぶ稲苗の
みずみずしい緑が目に入ってきました。
2haの田で有機農法による米つくりをされています。
どの車からも4~5歳のこどもたちがコロコロしながらおりてくるので
可愛いけれど大丈夫かなとちょっと気になりながら
総勢80名での田植え行事のはじまりです。

きょうの講師は中村隆宏さん。
田んぼの生き物調査で子どもたちとの交流歴は長く、
今回もそのベテラン技が次々と披露されました。

まずは田んぼの中を歩いてみましょう!の合図で、
恐るおそる一歩を踏み入れるなり、
うわーという声があちこちで上がります。
これは体験しないと説明ができない感触ですが、
平気でドンドン歩く子もいます。
向こう岸までたどり着いた後、
もっと歩きたいという子どもたちの声で30分ほど続きました。

小さな子どもたちが数人走りだしましたが、
転びそうで転ばないそのバランス感覚のよさに感動です。
入るのを嫌がる妹にやさしく語りかけ、
ついに田んぼに引き込み、仲良く手をつないで歩く兄妹の姿。
畔から見ていた親がついに我もと田んぼの中に。
予想に反して転んだ人はでませんでした。

8畝の田の長い辺に等間隔に
赤い印のついたロープが引っ張られます。
その前に立つと、苗が渡されました。
「3本づつ植えてください。
もらえる栄養は決まっているので、
苗の本数が増えれば、一本あたりの栄養が少なくなり、
いいお米ができません。」
さあ、田植え開始です。

「植えたら後ろに下がり、開いた穴を埋めてください。」
この掛け声が繰り返され、約6割を植えて休憩。
その後は生きもの調査と、
定規を使って田植えをするグループに分かれました。

私は7歳のKちゃんといっしょに
木製の二人植え定規を使うことになりました。
12か所ほどを二段植えると、手前に倒し、
植える場所をならしまた植えるの繰り返しです。
 
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Kちゃんやほかの人たちの一植え一植え、一歩一歩は、
定規をついに遠くに見えた向こう岸につけました。
みんなの達成感が伝わってきます。
「ありがとうございました。」とKちゃんはあいさつをして、
ヨモギ餅つくりへと走っていきました。
そこにさわやかな風がふきました。
田植えをしながら、親子、隣同士になった者同士のする会話が、
心地よく聞こえてきます。

○○ちゃんはすごいね!本当に力がある。
いろんな褒め言葉に子どもたちは一段と自信をつけ、
そして大人たちは子どもたちの秘めたる能力と
田んぼや自然の持つ力に
畏敬の念さえもったのではないでしょうか。

散会後スタッフ全員で、
チップ状の4袋の米ぬかを植え終わった田に撒きました。
ぬかが発酵するときに強酸性物質を出し、
これが芽生えようとする草の根を枯らし、
除草剤の役目を果たすのです。
また田んぼの中の生き物を増やす助けをしてくれると、
中村さんの説明がありました。

農家さんご夫妻の心のこもったもてなしに感謝しつつ、
田植え行事を無事に終えることができました。

                         Goko
 
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国際森林年記念シンポジウム「森との共生―ゆすはらの実践」を終えて

11月13日、無事シンポジウムを終えました。
年初めから企画を始めたものの、
震災で「国際森林年」は頭から吹っ飛んでしまい、
東北支援活動と原発問題に集中、
7月にかけがえのない仲間を失なったことが重なり
このテーマに真正面から向き合う気力を取り戻すのに
ずいぶんと時間がかかりました。

私たちですらそうなのだから、
今、「森との共生」に
人は振り向かないのでないかと不安を抱えつつ、
チラシを撒き、人に会い、新聞や電波を活用し、
ゆすはら視察までして迎えた当日。

80人の参加者にまずは、ほっ・・(~。~)
梼原元町長の中越武義さんの講演はパワフル、わかりやすくて
ゆすはらに行きたくなるようなPRは抜群、
それでいてとても大切なことがいくつも発信されました。

【森林】
梼原では森づくり基本条例に沿い、
森から成長量以上の木を伐採せず、
皆伐を禁止し、中長期にわたる山づくりがなされている。
森を地域の資源としてどう捉えるか。
間伐・植林をして山の価値を高めるための投資をし、
地域の風景と山の機能を守っていく。

【流域】
上流の役割はきれいな水を
安定して供給する体制をつくること。
上下流での情報の共有と連携が大切。

【まちづくり】
コンサルに任すのではなく、地域に住む人と共に考えていく。
地域にある資源を大切にし、将来に生かすことを考える。
基本は環境・教育・健康であること


パネルディスカッションでは
材木や農産物をとおして流域の経済を循環させる
下流の取り組みの事例報告が2団体から発表、
市民や専門家・行政からの発言もあり、
時間がもう30分あったら・・・というところでの閉会でした。


森に向き合うと、林業の低迷、集落の過疎化という
問題山積に展望の見えない閉塞感すら覚えます。
しかし、そうではない、
地域にある資源の価値を共有しそれを生かすことで
元気なまちになれる!梼原はなるのだ!と
中越さんは私たちに伝えてくれました。

今、徳島でも上勝をはじめ、中山間地の小規模の自治体が
小水力発電や林業でがんばっています。
吉野川や勝浦川、那賀川、海部川などの下流に住む私たちが
流域としてどのように考え、関わっていくのかが問われています。
上流の資源は下流の資源でもあります。
交流を深め、ともに資源を生かす方法を見出していきたいものです。

                                 近藤こよ美


里山の工作室

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木や実で素敵な作品をつくりました。

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モデルハウス「里まちの家」1周年オープンハウス

みなさん、こんにちは。
 
モデルハウス「里まちの家」が今月で1周年を迎えました。
お祝いに、4月18日、朝から夜まで様々なイベントを用意したオープンハウスを行いました。
とても素敵なイベントだったので、皆さんにもその様子をおすそわけします。
 

里山の風景をつくる会には腕自慢がたくさんいます。
 
今回のテーマは「春の装い」。
「里まちの家」を大崎先生のお庭の花で、あざやかに飾っていただきました。
(写真をクリックすると、大きくなります)
 
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 牡丹 と こでまり
器 高橋 和三郎 作 青石粉青瓷花瓶

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住まいかたセミナー「私の好きなX’mas」

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クリスマスのしつらえで里まちの家はこんなにおしゃれになりました。 

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オリーブの枝にリボンをつけておもてなし。
 
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コック帽がお似合いのミドリーヌシェフです。
 
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デザートはいちごのサンタさん。食べるのが惜しい!
 
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22人分のお料理づくりにシェフもスタッフもおおわらわ。

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住まいかたセミナー「私の好きな“子供のいる風景”」

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おとなもこどもも汗をかきながら遊びました。

そしておやつは超特大蒸しケーキ。

ちいさなおなかにいくらでもはいるんです、もうびっくり!

帰りたくないって泣いた僕、また遊びにきてね。



おいしかった! 6月住まいかたセミナー「私の好きな ハーブの料理」

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ハーブをふんだんにつかったお料理、
そしてミドリーヌ先生の愉快なお話。

とても楽しく和やかなランチタイムでした。

イタリアンっていうとこってり、と思いきや、
ハーブの香りがとても爽やかで、
ハーブってすごい!

すてきに飾られたフェンネルなどの花もかわいくって
庭にあれもこれも植えよう、と思いました。

***本日のメニュー***

・サラダ・ヴァーニャカウダ
・ミニトマトのマリナーラ
・かつおのクロスティーニ
・生パスタ
・じゃがいものスープ
・豚ヒレのサルティンボッカ風
・旬の白身魚のオルトナーラソースかけ
・マチェドニア(パルサミコ酢かけ)
・フォカッチャ

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3月里山セミナ ―逝きし世の面影―異邦人が見つけた美しい日本― 2008年3月8日

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渡辺京二 逝きし世の面影 平凡社ライブラリー


2007年度最終回の里山セミナーは渡辺京二さんの著書「逝きし世の面影」を題材にしました。

600ページもの分厚い文庫本です。江戸幕末から明治にかけて訪れた200人もの異邦人の記録をまとめたこの大作を読むと、今までイメージしていたものと全く異なる江戸の文明がいきいきとよみがえってくるのです。

著者は本の導入部で次のように述べています。
「ある文明の特質はそれを異文化として経験するものにしかみえてこない。」
「西洋人の日本に関する印象を、たんなる異国趣味が生んだ幻影としか受け取ってこなかったところに我々の日本近代史読解の盲点と貧しさがあった。」

滅びてしまった江戸の文明。それは近代以前の人間の生活様式が完成された世界であり、異邦人が賛嘆する文明でした。物質的には貧しくとも精神的には実に味わい深い「生」が存在した、そこに懐かしさを覚えるのは私たちの記憶にその文化の片鱗が残っているからでしょうか。また、喪失感を覚えるのは私たちが異文明に生きていることの証なのでしょうか。

「逝きし世の面影」は1998年の出版以来、ロングセラーを続けている名著です。江戸の文明から現代の文明へ、よみがえらせることの出来るエッセンスがあるのではと、文化人類学としても濃い内容のこの本をセミナーに選びましたが、2時間のセミナーで紹介することはとても無理でした。参加者の一人が「この本を読んでみたいと思います。」と感想を述べてくださって、実のところほっとしています。この本の詳しい内容は里山エッセイ、カテゴリー「ぞめき『逝きし世の面影』」をご覧下さい。

2007年度の里山セミナーは、「異邦人の見た日本の姿」を切り口にして日本人の生活スタイルを考えてきました。モラエス、アレックス・カー、ブルーノ・タウト、そして「逝きし世の面影」に紹介される200人もの異邦人。
文明が滅びてなお、文化は変容しながら引き継がれていきます。私たちの手にある珠玉の手工芸品、町屋・民家、神社仏閣、これらを形として修復、保存していくことすら難しい、ましてや文化として継承することは至難と思えます。しかし、落合集落や桂離宮から私たちは現代の文明を垣間見る、そんな体験をすることができました。一年間セミナーを行ってきてやっとテーマの入り口に立った、そんなところではないかと思っています。

4月からは2008年度里山セミナーが始まります。ご期待下さい。



シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家part5 2008年2月23日

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講演、パネルディスカッションと続いた後は
尺八演奏です。

奏者は三次栄山さん。

なんと、20代前半。
しかもジーンズ姿で登場です。

面食らってしまいましたが
若々しい音色にちょっとうきうきです。

風にきこえたり、地響きにきこえたり
音が体を通り過ぎたようにかんじたり

ビオスホールの腰壁には吉野川源流の杉が貼られていて
竹の奏でる音色がとても自然に響いていました。


以上でシンポまち森シリーズ、終了です。
part5まで読んでくださって、ありがとうございました。

里山の会では、2008年のセミナーのテーマの一つに
地球温暖化をとりあげようと思います。
HPでお知らせしますので、どうぞセミナーにご参加ください。


シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家―part4 2008年2月23日

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最後に、コープ自然派徳島専務理事 岸健二さんが登場。

地球温暖化対策として「まちに森をつくる」ことは
大きな可能性を持ったテーマであると話されます。

そして「山に森をつくる」ことで森から供給される栄養分が海の藻場を育て
「海に森をつくる」ことにつながる。
海もCO2を吸収するという点では森に匹敵する、と。

有機農業、地産地消も同時にすすめながら、
地球温暖化防止にむけた大きな運動にしていこう、と提案されました。

2年前に吉野川源流の木で建てられたコープ自然派徳島の福祉施設「そのせ」では、
建物や周りの住環境がとても気に入ったという感想をたくさんいただくそうです。

まちに森をつくる意味を生協から地域に提案していき、
これが地域政策になっていけばと、力強く話されました。

(part5につづく)


シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家―part3 2008年2月23日

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つづいては、1年前に里山の家を建てられた吉田益子さん。

大好きな吉野川とともに20年間の暮らしがあったこと、
そして川を守るとはどういうことなのかを考えた時、
上流の森を守ることにたどり着き、
里山の家との出会いがあった、と話されます。

吉田さんは、太陽光の自然エネルギーを利用して電力を自給自足、
また庭や近辺の山から伐った薪で暖をとるなど、
地球に負荷をかけない暮らし方をされています。

さらに「家庭から排出されるCO2は総排出量の1/8、他の部分をどうするかという
マクロ、ミクロの政策を地域の運動から創り上げていくことが必要。」と
地球温暖化防止にむけた活動の展望を話されました。

木の家の住み心地は?という質問には、
木の調湿性によって室内の空気が肌やのどにとてもやさしく感じられることを
挙げられました。

                                     (part4につづく)


シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家part2 2008年2月23日

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パネルディスカッションに進みます。


先ず最初に、建築家で里山の風景をつくる会理事の野口政司さんが、
森と文明について話されました。
古代ギリシャは、人口の増加により森の樹木を切り倒したがために、
森を失い文明も滅んでしまいます。
その歴史からドイツなどのヨーロッパの人々は森の重要性を学び、
森をとても大切にしているのだそうです。

一方、日本で進む森の砂漠化は、木を使わないことによる、
と野口さんは指摘します。
森と共生し棚田の風景をつくってきた私たち日本人の知恵を
思い起こすときではないか、と。

スライドでは、今まで完成した里山の家・里町の家や、
源流ツアーに参加した施主さんの家族が紹介されました。
木が伐採され製材されていく過程をいっしょに体験することから、
家族みんなで家づくりへ参加する姿勢が生まれていくエピソードが印象的でした。

                                         (part3へつづく)


シンポジウム「まちに森をつくる」―地球温暖化と里山の家―part1  2008年2月23日

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2月23日にシンポジウム「まちに森をつくる」が開かれました。
今回で3回目となる「まち・もり」のテーマは「地球温暖化と里山の家」です。

急速に進む地球温暖化を防ぐために私たち一人一人ができることは?
山を守る人、作り手、住まい手、生協、それぞれの立場からの取り組みを
語っていただきました。

5回シリーズで皆様にお伝えします。


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四国の森づくりネットワーク代表として活躍される田岡秀昭さん。

その活動の原点は『木をつかうことによって森は守られる』ということ。
「木をつかうことで、地域の環境がどう変わっていくのか、考えて欲しい」と
会場に呼びかけて田岡さんの講演は始まりました。
 
日本の森林被覆率は世界一、しかもその40%が人口林です。
その人工林の砂漠化を食い止めることが出来ないのは
森づくりに「木をつかう」という考えが欠落しているから。
そして使われる木の80%をホワイトウッドなどの外材に頼っている現状に対し、
木の地産地消、ウッドマイレージ、つまり食と同じ視点が必要だと
田岡さんは指摘します。
 
急速に進む地球温暖化防止に大きな期待がかかる森の機能。
しかし国土の66%を覆う森がその機能を発揮するためには、
一人一人が森の木とのかかわりを住まいの中で考えていって欲しい。
 
例えば里山の家の環境性を地球温暖化という視点から
田岡さんは次のように説明します。
里山の家が使う木材は平均して60㎥、44トンのCO2を家は固定します。
森林でみると、4人家族が年6,5トンのCO2を排出するとして、
一世帯が26年間排出するCO2を固定した森の木が里山の家に使われます。
里山の家は地球温暖化防止に森と同じ機能を担う、と田岡さん。
 
かつては世界中の森の木を輸入してきた日本ですが、
今世界的にみた木材の流れは中国やインドなどに移りつつあります。
外材が輸入しにくくなったことで国内では大手住宅メーカーが国産材に目をつけ
合板などに加工してつかう動きが始まっています。
しかし木はむくの材としてつかわれないことには、
森を育てていく経済の循環が保障されません。
 
里山の家のように、木をきちんとつかった家づくりをすすめていくことで
よい環境を取り戻して欲しい、と田岡さんは締めくくられました。

                                        (part2につづく)


2月里山セミナー「“シンプル”という贈りものーアーミッシュとシェーカーの暮らしに学ぶ―」 2008年2月9日

みぞれ降る寒い冬の日、
ビオスホールのスクリーンに映し出された映像は・・


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『SHAKER』 出版:CASSELL より

シェーカー・デザインの世界。
シェーカーの家具や生活用具、工房や住まい・・・
シンプルで清楚で美しいものばかりです。

映画「目撃者」。
アーミッシュの村人総出で納屋を立ち上げるシーン。
青々と広がる麦畑に風がはしるシーン。
しみじみと懐かしさを感じるのは年配の人だけではなく若い人も。

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『“シンプル”という贈りもの』 ビル・コールマン写真集 より

アーミッシュの村に25年通いつめて撮った珠玉の写真の数々。
“シンプル”という贈りものを手のひらにのせてもらった、
そんな里山セミナーでした。


NPOのIT活用術

12月7日、ビオスホールにて、12月の里山セミナーが開かれました。

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講師の森田桂治さんです。テンポのある語り口と、わかりやすい解説に、グイグイひきこまれます。

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自ら稼ぎ、社会を動かすNPO!
NPOの最終目標は、定款で定めた目的を達成し、自信を廃業に追い込むこと。
肝に銘じる名言が多数あり、刺激的なセミナーとなりました。

参加してくださったみなさん、そして講師の森田桂治さん、ありがとうございました。


マクロビオティックと建築の話し

11月10日(土) ビオスにて里山セミナーが開かれました。

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お料理を堪能中。話題も素材に集中でしょうか?


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シェフの勝俣さんです。
参加者からの質問に、丁寧にお答えくださいました。


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今回のセミナーは、応募者多数のため、抽選となりました。

外れてしまった方、申し訳ありません!

次回の里山セミナーも、ぜひ、ご参加くださいませ。

ビオスのみなさま、

お忙しい中、大変お世話になりました。

ありがとうございました。


地球温暖化と森のはたらきー「不都合な真実」を読んでー

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今回のセミナーは、アル・ゴア著 「不都合な真実 」ランダムハウス講談社 を取り上げました。


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近藤代表が、ご挨拶。


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いつものセミナーとは違った、新しいお顔が見えます。


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不都合な真実とは、地球温暖化問題のことです。
今年の夏の長くて暑かったこと。
「何か、おかしいぞ」
みなさん、地球温暖化を、身近に感じておられます。


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20代の青年たちが、がんばってくれました。


桂離宮をたずねて

この度、ご要望の多かったセミナーへの感想などが書き込めるように、里山エッセイに‘里山セミナー‘を開設いたしました。みなさんからの、ご意見お待ちしております。

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吉野川河川整備計画と流域住民

国交省は昨年5月から河川整備計画の策定作業を進めています。
私たちは第十堰を保存する運動を通して、吉野川への市民参加の大切さを学びました。
そしてこの策定は住民合意をもって進めるべきと考えています。

しかし、国交省は流域委員会を設置せず、住民・学識経験者・首長それぞれからの意見聴集の会をこれまで2サイクル開くにとどまりました。
しかも住民の意見聴集は、国交省が選んだコンサルタントが運営し聴き置くだけという設定で、納得のいく説明や議論のない実に空虚な会でした。

第十堰の可動堰化が浮上してこないか、どうして森林整備に重きをおいた治水対策をしないのか、等々住民の疑問に明確な答えを返そうとしない国交省の姿勢に、流域に住む人々を締め出して策定を押し切ろうとしている意図を感じてしまいます。

4日、住民の立場からこの策定を考える車座会議(吉野川みんなの会主催)が開かれ、東工大の原科幸彦教授から「学識者・市町村長・住民の3者が意見交換する場が必要」と提起がありました。
また、上流からの参加者が「下流の人たちは川に対する問題意識がなさすぎる。上流はもっと一生懸命だ」と発言されました。

徳島市民にとっても吉野川はあまりに大きい存在のはず。
子どもたちのために30年後どのような吉野川を残したいのか、選択するのは国交省ではなく、私たち流域住民です。


30年後の吉野川~河川整備計画にむけた意見書

吉野川の河川整備計画の素案が国土交通省より出されています。20~30年後の吉野川をどうするのか、を決めるとても大切な計画です。その内容と計画づくりにおける住民の参加の仕方について、里山の風景をつくる会の意見を反映してもらうため、9月7日、国交省徳島工事事務所に意見書を提出しました。
その内容をお知らせします。

                  意見書
                            2006年9月7日
国土交通省徳島工事事務所御中
                   NPO法人里山の風景をつくる会
                          代表理事 近藤こよ美

私共NPO法人里山の風景をつくる会は、吉野川源流の森の木を使った家や家具をつくり、そのよさを伝えることで、川上の木を川下の人が使うシステムを築く取組みをしています。また家づくりを通じ、自然と人が共生した里山の風景をつくる活動を進めています。
この度の河川整備計画策定について、よりよい河川計画づくりにむけ次に2点を要望いたします。


1.川を流れる水の源は森です。しかし四国の面積の80%を占める森は台風や集中豪雨の度に山肌が崩壊し、短期間で川の流量が急激に増加するなど森の保水力の低下が顕著に現れています。その大きな原因としては、木が使われなくなったことによる森の荒廃が挙げられます。木を使い、間伐等人の手が入ることで人工林は豊かな森となり、緑のダムの機能を果たし、川の治水や環境に大きく貢献します。安価な外国木材に押され国産木材需要率が20%を割り山を守る林業就業者が激減してしまった現在、国産木材を使った家づくりを進めなければ、森の崩壊は雪崩を打って進行するでしょう。

 また近年、吉野川流域の山や谷に埋められた産業廃棄物からの汚染水が吉野川水系に流れ込むことによる水質悪化が深刻な問題となっています。産業廃棄物の大きな部分を建設廃材が占め、シックハウスの原因ともなる化学物質を含む新建材等のウェイトがこれから益々増加していくことが予測されます。木や土壁などの自然素材を使った建物へと切り替えない限り、産業廃棄物による河川汚染に歯止めは利きません。これも河川管理者が考えなければいけないことではないでしょうか。

 吉野川の治水・利水・環境を考える時、河川内だけに留まった整備計画では本質的解決にはならないのです。河川整備計画に森や住宅の問題を盛り込むこと、そのためには、今の縦割り行政を是正し、国交省内における建設局と河川局、国交省と農水省が連携することを要望します。


2.吉野川の美しい風景は、この流域の気候風土が生み出した文化と先人達の叡智が自然と共生しながら長い時間を費やし形成してきたものです。流域に住み豊かな恵を受けている私たちも、先人が為してきたように風景の中からその歴史性を読み取り未来へ継承していきたいと思っています。吉野川の地域性豊かな美しい風景はそこに住まう者の意識が育んでいくのではないでしょうか。
 
 子ども達の時代のことを考えながら30年後の吉野川を語り、30年かけて形にしていく主体は私たち流域に住む者です。私たちは河川計画づくりに積極的に参加し、行政と協力しながら30年後の吉野川を今以上によくしていきたいと願っています。しかし住民の意見を聴く会での進行のあり方などをみる限り、決して住民参加とは言えない計画づくりに疑問を感じています。吉野川の河川整備計画策定にむけ、住民と行政がきちんと意見交換できる場の設定を要望します。
                        


みんなの顔輝きました!

 絵本の中に遊ぼう、住みたい家、すみたいまち見つけよう!はじめての人もいつもの人も童心にかえって楽しい第5回里山セミナ-「こんな家に住みたいナ」でしたよ。
 作者の延藤安弘さんの建築における専攻は、生活空間計画学だそうですが、要するにそれって、今問題になっているものとこころの分裂をのりこえて「人工と自然、環境と人間が絶妙に溶け合う」空間、すなわち人と人とをむすび合わせるコミュニティ-をつくっていこうということだと思います。
  「家族を容れるハコ(上野千鶴子)をどのようにして家族を超えるハコにしていくか?」という意味にも当てはめて考え、生活空間を計画することの大切さを思いました。
 
 ドイツ・フランス・アメリカ・イタリア・スイス・イギリスと次々に紹介されていく絵本、私たちの想像力はどんどんふくらんでいったのですが、ごくごく小さい時から、豊かな空間への夢を育む絵本を子供たちに紹介したいものですね。

 「ちいさいおうち」「おふろばをそらいろにぬりたいな」「バ-バパパのいえさがし」「変わりゆく風景」「あおくんときいろちゃん」「おやすみなさい」「ちょうちょが迎えられるおうち」「しあわせ通りのカナリヤ」・・・・
いっぱいの絵本に出会えて、ほんとに幸せでした。


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〒770-8055
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