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里山エッセイ



味噌つくりの準備(糀)

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味噌用の糀2斗8升、7軒分ができあがってきました。
味噌つくりまで2週間ほどあるので、発酵を止めておくため、
使用料の半分の塩を混ぜ合わせる作業をすませました。
はんぎり桶の糀は3升分。紙袋の中でしばし一服。

兄の育てた大豆も別室で出番待ち。
双方が合うのも間近です。   (I)


吉野川河川整備計画と流域住民

国交省は昨年5月から河川整備計画の策定作業を進めています。
私たちは第十堰を保存する運動を通して、吉野川への市民参加の大切さを学びました。
そしてこの策定は住民合意をもって進めるべきと考えています。

しかし、国交省は流域委員会を設置せず、住民・学識経験者・首長それぞれからの意見聴集の会をこれまで2サイクル開くにとどまりました。
しかも住民の意見聴集は、国交省が選んだコンサルタントが運営し聴き置くだけという設定で、納得のいく説明や議論のない実に空虚な会でした。

第十堰の可動堰化が浮上してこないか、どうして森林整備に重きをおいた治水対策をしないのか、等々住民の疑問に明確な答えを返そうとしない国交省の姿勢に、流域に住む人々を締め出して策定を押し切ろうとしている意図を感じてしまいます。

4日、住民の立場からこの策定を考える車座会議(吉野川みんなの会主催)が開かれ、東工大の原科幸彦教授から「学識者・市町村長・住民の3者が意見交換する場が必要」と提起がありました。
また、上流からの参加者が「下流の人たちは川に対する問題意識がなさすぎる。上流はもっと一生懸命だ」と発言されました。

徳島市民にとっても吉野川はあまりに大きい存在のはず。
子どもたちのために30年後どのような吉野川を残したいのか、選択するのは国交省ではなく、私たち流域住民です。


30年後の吉野川~河川整備計画にむけた意見書

吉野川の河川整備計画の素案が国土交通省より出されています。20~30年後の吉野川をどうするのか、を決めるとても大切な計画です。その内容と計画づくりにおける住民の参加の仕方について、里山の風景をつくる会の意見を反映してもらうため、9月7日、国交省徳島工事事務所に意見書を提出しました。
その内容をお知らせします。

                  意見書
                            2006年9月7日
国土交通省徳島工事事務所御中
                   NPO法人里山の風景をつくる会
                          代表理事 近藤こよ美

私共NPO法人里山の風景をつくる会は、吉野川源流の森の木を使った家や家具をつくり、そのよさを伝えることで、川上の木を川下の人が使うシステムを築く取組みをしています。また家づくりを通じ、自然と人が共生した里山の風景をつくる活動を進めています。
この度の河川整備計画策定について、よりよい河川計画づくりにむけ次に2点を要望いたします。


1.川を流れる水の源は森です。しかし四国の面積の80%を占める森は台風や集中豪雨の度に山肌が崩壊し、短期間で川の流量が急激に増加するなど森の保水力の低下が顕著に現れています。その大きな原因としては、木が使われなくなったことによる森の荒廃が挙げられます。木を使い、間伐等人の手が入ることで人工林は豊かな森となり、緑のダムの機能を果たし、川の治水や環境に大きく貢献します。安価な外国木材に押され国産木材需要率が20%を割り山を守る林業就業者が激減してしまった現在、国産木材を使った家づくりを進めなければ、森の崩壊は雪崩を打って進行するでしょう。

 また近年、吉野川流域の山や谷に埋められた産業廃棄物からの汚染水が吉野川水系に流れ込むことによる水質悪化が深刻な問題となっています。産業廃棄物の大きな部分を建設廃材が占め、シックハウスの原因ともなる化学物質を含む新建材等のウェイトがこれから益々増加していくことが予測されます。木や土壁などの自然素材を使った建物へと切り替えない限り、産業廃棄物による河川汚染に歯止めは利きません。これも河川管理者が考えなければいけないことではないでしょうか。

 吉野川の治水・利水・環境を考える時、河川内だけに留まった整備計画では本質的解決にはならないのです。河川整備計画に森や住宅の問題を盛り込むこと、そのためには、今の縦割り行政を是正し、国交省内における建設局と河川局、国交省と農水省が連携することを要望します。


2.吉野川の美しい風景は、この流域の気候風土が生み出した文化と先人達の叡智が自然と共生しながら長い時間を費やし形成してきたものです。流域に住み豊かな恵を受けている私たちも、先人が為してきたように風景の中からその歴史性を読み取り未来へ継承していきたいと思っています。吉野川の地域性豊かな美しい風景はそこに住まう者の意識が育んでいくのではないでしょうか。
 
 子ども達の時代のことを考えながら30年後の吉野川を語り、30年かけて形にしていく主体は私たち流域に住む者です。私たちは河川計画づくりに積極的に参加し、行政と協力しながら30年後の吉野川を今以上によくしていきたいと願っています。しかし住民の意見を聴く会での進行のあり方などをみる限り、決して住民参加とは言えない計画づくりに疑問を感じています。吉野川の河川整備計画策定にむけ、住民と行政がきちんと意見交換できる場の設定を要望します。
                        


みんなの顔輝きました!

 絵本の中に遊ぼう、住みたい家、すみたいまち見つけよう!はじめての人もいつもの人も童心にかえって楽しい第5回里山セミナ-「こんな家に住みたいナ」でしたよ。
 作者の延藤安弘さんの建築における専攻は、生活空間計画学だそうですが、要するにそれって、今問題になっているものとこころの分裂をのりこえて「人工と自然、環境と人間が絶妙に溶け合う」空間、すなわち人と人とをむすび合わせるコミュニティ-をつくっていこうということだと思います。
  「家族を容れるハコ(上野千鶴子)をどのようにして家族を超えるハコにしていくか?」という意味にも当てはめて考え、生活空間を計画することの大切さを思いました。
 
 ドイツ・フランス・アメリカ・イタリア・スイス・イギリスと次々に紹介されていく絵本、私たちの想像力はどんどんふくらんでいったのですが、ごくごく小さい時から、豊かな空間への夢を育む絵本を子供たちに紹介したいものですね。

 「ちいさいおうち」「おふろばをそらいろにぬりたいな」「バ-バパパのいえさがし」「変わりゆく風景」「あおくんときいろちゃん」「おやすみなさい」「ちょうちょが迎えられるおうち」「しあわせ通りのカナリヤ」・・・・
いっぱいの絵本に出会えて、ほんとに幸せでした。


せみとウグイスとねむの木と

コロボックルです。

里山って何だろう? 
今回は、会報に「里山が壊れる!」と題して投稿したし、
書きながら、壊れたのではなく、壊したんだと強く思ったり、
改めて私たちNPOの役割りを確かめ合う時のようです。

旅の景色で、昨日は、ところどころで見かけたねむの木がきれいでしたよ。
淡淡としたピンクの花が緑に映えていました。山の中というより人里近く咲いています。
あんなに大きくなるにはどの位? 葉っぱにふれるとすっと閉じるからねんねんねむの木。

急ぎ足で帰宅、近くの雑木林で、はやヒグラシ!
ほんとに「かな・かな・かな」と鳴いていました。
今年はせみが遅いとの報もあり、一瞬耳を疑いました。
ひぐらしの声は、こうして毎年早くなっています。

そして、今朝はウグイス、耳をすませばジ-ジ-とあれはせみでしょうね。
そういえば初夏に鳴くほととぎすの声はあまり聞かなかった、人も、鳥も、
み-んな季節を忘れてしまったのかもしれない、忘れる遺伝子ができていったら
こわいと思いました。
可動堰も困るけれど、もっと大きな深刻なこと、ひそかに進行しているかも・・・・と
この暑い中、嘆いています。そういえば今夜はせみの観察会がありますね。
生命の神秘にふれる一瞬味わってね、と案内にありました。


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〒770-8055
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